女性3人組ボーカルユニット・Kalafina(カラフィナ)が12月22日、都内にて「X'mas Premium LIVE 2012 “Kalafina with Strings”」を行った。12月19日(東京)の追加公演を含め、21日(大阪)、22日(東京)の3日間行われ、賛美歌、クリスマスソングを始め、10月に発売された「ひかりふる」など22曲を、いつもと違ったアレンジで披露。歌の力とKalafinaの特徴でもある美しいーモニーが際立つ楽曲たちに、3回公演で、のべ4000人のファンが酔いしれた。
クリスマスツリーが点灯するステージに、白いロングドレスで登場したWakana、Keiko、Hikaruの3人。クリスマスライブということで、賛美歌からスタート。通常は、ギター、ベース、バイオリン、ドラム、キーボード、マニュピレーターのバンド編成だが、今回は、ストリングカルテットとピアノのみというシンプルなものに。「もろびとこぞりて」を3人が中央で“コの字”に向かい合って冒頭をアカペラで歌うなど、シーズンにふさわしい曲から、スローバラードな曲はもちろん、本来はロック調だがストリングのみでアレンジした「sprinter」などを熱唱。最後はスタンディングオベーションで3人に温かい拍手が送られた。
Kalafinaの3人は、初の試みとなったニューアレンジでのストリングスライブを終えて、「グランドピアノとカルテットという弦の四重奏の演奏に乗せて原曲とはまた違った歌い方で、皆さんに曲をお届けできて、新鮮な形で皆さんとまた音楽を楽しめて本当に幸せな3日間でした」(Hikaru)、「初めての形っていうのもあるし、一個一個作り上げた感があったライブだったので、3日間を通してどの曲もそれぞれ違った味が出たなと。年に一度と言わず、イベントとかでもやっていきたいしこれからも続けていきたい」(Keiko)、「私たちのプロデューサーである梶浦由記さんのつくる楽曲は弦とかピアノが歌声のように奏でている感じがしていて、その響きを私たち自身も生で聞きながら歌うことができるということは、うれしいことでした。原曲を聴いてくれている皆さまにとっては、こんなアレンジがあるんだなとか、こういった音楽があるんだと思ってもらえたらすごくうれしいです」(Wakana)とそれぞれ感想を語った。
「Kalafina 5th Anniversary LIVE “oblivious”」
2013年1月23日(水) 東京・Shibuya O-EAST
2013年1月29日(火) 大阪・umeda AKASO
アルバム
「Kalafina 5th Anniversary LIVE SELECTION 2009-2012」
2013年1月23日(水)発売
通常盤(CD2枚組) 3900円
初回生産限定盤(BOX形式) 8000円
SME Records