“突然、川で死ね!?” 三谷幸喜が女信長・天海祐希に殺害される
4月5日(金)、6日(土)の二日間にわたって放送される「女信長」(フジテレビ系)に、脚本家・三谷幸喜がゲスト出演することが分かった。今川義元役で出演する三谷は、織田信長役の天海祐希に殺害されるという。
原作は、「織田信長が実は女だった」という奇抜な設定で信長にまつわる歴史上の謎に迫った直木賞作家・佐藤賢一の同名小説。三谷の出演シーンは、“桶狭間の戦い”で逃げようとするところに信長が姿を現し、種子島銃で射殺されるという印象的な場面。
三谷は、「みんなの大好きな今川義元を演じることになりました。時代劇スタッフの裏での努力も拝見でき、着物やよろいをまとった俳優さんはこんなに大変なんだということも身をもって体験できました」と満足げに語った一方、暑い時期の撮影に「あまり暑い季節に歴史物はやるべきじゃないなということも実感しました(笑)」と三谷節をさく裂させた。
また、直前に演出が変更になったことに関して、「突然、川で死ねと言われまして(笑)。その次の死んだ状態で首を取られるシーンもやらせていただいたんですが、そこは要するに僕の顔が写っちゃいけないんです。だから、僕じゃなくてもいいんじゃないかなと思いながら水の中で死んでました(笑)。そういうことは“清須会議”(三谷の次回作)の撮影では絶対にしないぞと誓いました」と冗談交じりにコメント。
天海の信長役については、「天海さんの信長に会えたのが本当に良かったです。普通の信長ではなく、女信長ではありますが、あの天海さんが信長のかっちゅうを着てそこに立っている。それは僕にとっては本物の信長が立っているようにしか見えなかった。本当に信長に出会えたような気がしました。この経験こそが“清須会議”に生かせるのではないかなと思います」と感動した様子で語った。
三谷をキャスティングしたフジテレビドラマ制作センターの村瀬健プロデューサーは、「天下統一への階段を駆け上る信長にとって最初の大敵であった今川義元をどなたに演じてもらったら面白いか考えたとき、最初に三谷さんの顔が浮かびました。“公家かぶれのおじゃるキャラ”という義元のイメージにピッタリだと思ったからです。スタッフはそのままの三谷さんで十分と思っていたのですが、ご本人の強い希望により特殊メークを敢行、本物にしか見えない見事な“マロ眉毛”になっています。一目では三谷さんと分からないかもしれませんので、じっくり目を凝らしてご覧ください」とコメントを寄せた。
4月5日(金) 夜9:00-11:12
4月6日(土) 夜9:00-11:30
フジテレビ系で放送
出演=天海祐希、内野聖陽、小雪、伊勢谷友介、長澤まさみ、玉山鉄二、中村獅童、藤木直人、佐藤浩市、西田敏行ほか