いよいよ新シリーズがベールを脱ぐ! 「遺留捜査」第3弾の見どころは?
4月17日(水)、上川隆也主演の“水9”ドラマ「遺留捜査」(テレビ朝日系)がいよいよスタート。前シリーズから1年たたずしての再始動という異例の事態に、テレビ朝日の期待度の高さが伺い知れるが、同作の魅力を主演の上川らの証言を交えて紹介する。
同作は、事件現場に残された“遺留品”、被害者が残した“被害品”が持つ意味を徹底的に探り、声なき遺体が訴えたかったメッセージを代弁する刑事・糸村(上川)の活躍を描く人気刑事ドラマ第3弾。事件そのものを解決するだけでなく、遺族の心情をも救う糸村が再び奔走する。'11年4月クールに水曜夜9時枠で放送された第1シリーズは初回視聴率17.0%、平均視聴率14.3%を記録。続いて'12年7月クールに木曜夜9時枠で放送された第2弾でも、平均視聴率12.5%をマークするなど、大きな反響を集めた。(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)
今回、所轄という制限された立場でも必死に遺留品から真実を追い求めていく糸村の姿をより丁寧に描写。視聴者の心を捉えて離さない骨太なドラマを展開する。前シリーズでは、変人・糸村に困惑しつつも数々の捜査を経てお互いを知りながら、少しずつチームワークを築き上げてきた月島中央署のメンバーだったが、ラストではチーム一丸となってうまく機能していく空気を感じさせた。しかし、今回そんな月島中央署に、厄介な新メンバーが派遣されてくる。一見物分かりもよさそうだが、その実、強引な手法での事件解決が各所で軋轢を生んできた警部補・森田(西村雅彦)という男。その森田と同じくらい空気が読めない糸村との衝突に、響子(斉藤由貴)らは悩まされていく。また、また、第1シリーズに登場した警視庁捜査一課時代の糸村の部下・横山(波岡一喜)が、糸村を追うかのごとく月島中央署に異動してくる。ところが、この力強い助っ人を得た糸村は、今まで以上に自分の興味のあることだけに邁進(まいしん)してしまう…。
そして、MISIAの「記憶」(第1シリーズ)、山下達郎の「愛を教えて」(第2シリーズ)に次ぐ、注目の主題歌は日本を代表するシンガーソングライター・小田和正が今作のために書き下ろした新曲の「やさしい風が吹いたら」。小田の切なくも優しい、透明感あふれる歌声、そして心の琴線に触れるメロディーが笑って泣ける刑事ドラマの感動をさらに盛り上げていく。主題歌について、上川は「小田さんに曲を書いていただけると伺った時にも驚きを隠せなかったのですが、完成した曲を聴いたら、『遺留捜査』の全てが包括されているようなストーリー性のある曲で、かなり胸に迫りました。この勢いに乗って、ぜひ小田さんにもご出演願えたら…と思います(笑)。どんな形でも出ていただければ、もう言うことはないです!」と、小田にラブコールを送った。
そんなマイペースな上川と共に番組を盛り上げる斉藤は、新シリーズの見どころを「今回から西村雅彦さんが刑事課に加わられて、面白いことになっています。風変わりな人間が増えて、上司としては“大変困ったな”という状況なんですが(笑)、そういう状況にも一切惑わされることなく、上川さんが飄々(ひょうひょう)と糸村を演じられているんです。こんな風に周りに影響されることなく、わが道を行ける人がうらやましいなと日々眺めております」と、尊敬にも似た感情を明かした。
一方、再び風変わりな主人公を演じる上川は「視聴者の皆さんが気に入ってくださった“第2シリーズまで積み重ねてきたこと”を大事にしながら、西村さんら新たな共演者を迎えることで、また一味違った『遺留捜査』を作り上げていきたいと思っております。そこが何よりも見どころになるのかと思います」と、“上川節”で作品の魅力をアピールした。
4月17日(水)スタート
毎週水曜 夜9:00-9:54
テレビ朝日系で放送