「刑事ドラマのテレ朝」健在! 遅れてきた“大物”「刑事110キロ」の見どころとは!?
4月クールのドラマもほぼ全て1話の放送を終え、初回視聴率トップは福山雅治主演の「ガリレオ」(フジテレビ系)がぶっちぎりで22.6%。満を持しての放送となる第2弾で、前回見ていた人も初めて見る人も楽しめる仕上がりとなっている。そんな中、2位と4位につけたのはテレビ朝日系の「ダブルス~二人の刑事」(木曜夜9時枠・15.8%)、「遺留捜査」(水曜夜9時枠・14.6%)といった本格刑事ドラマ2作品。まさに、“刑事ドラマのテレ朝”健在とも言えるが、その同局の隠し玉とも目される石塚英彦主演の「刑事110キロ」が4月25日(木)から放送開始。連続ドラマ初主演の石塚が織り成す異色ミステリーの魅力を紹介する。
「刑事110キロ」は、交番勤務から一転“捜査一課長付き刑事”という異色のポストに抜てきされた警察官・花沢太郎(石塚)が事件を解決する伝統の木曜ミステリー枠の新作。石塚が鋭い洞察力と人間観察力を持つ警察官を演じる。太郎は困っている人がいるとつい助けてしまう世話好きの警察官で、たたき上げとして女性初の捜査一課長になった玲子(高畑淳子)が、交番勤務で鍛え上げられた花沢の鋭い洞察力に目を付け、高いポストに抜てき。また、玲子が花沢を抜てきしたのには、もう一つ理由があり、それが前科を持つ女性・あかね(竹下景子)の存在。玲子が一刑事だった時代にあかねの事件に関わり、当時の捜査は正しかったのかとずっと心に引っかかっていたのだとか。真の意味でその事件を解決するためには、警察組織に浸かりきっていない“曇りのない目”が必要と玲子は判断。彼女にとっての“最終兵器”として花沢を選んだ。毎回、一話完結で太郎の活躍を見せつつも、最終話までに“あかねの事件”の全容も明らかにしていくというスタイル。一話のゲストは大女優・市原悦子ら。
“捜査一課長付き”という特殊任務の花沢が多岐に渡る事件を解決。これまでの“事件→捜査→解決”という木ミス枠の一般的なスタイルを打ち破る展開も登場する。共演は高畑、中村俊介、星野真里、石丸謙二郎、陳内将、井上和香、竹下ら。金曜ナイトドラマ「お天気お姉さん」(初回11.9%)も含め絶好調のテレ朝4月クールドラマのトリを華々しく飾れるか、注目が集まる(数字は全てビデオリサーチ調べ、関東地区)。
4月25日(木)スタート
毎週木曜夜8:00-8:54 テレビ朝日系で放送
※初回と第2話は一部地域を除き夜7:58から放送
ドラマ「遺留捜査」
毎週水曜 夜9:00-9:54 テレビ朝日系で放送
ドラマ「ダブルス~二人の刑事」
毎週木曜 夜9:00-9:54 テレビ朝日系で放送