信長を支える“濃姫”観月ありさは実は信長キャラ!?
6月23日(日)放送のドラマスペシャル「濃姫II~戦国の女たち」の記者会見がテレビ朝日局内にて行われ、観月ありさ、城田優、比嘉愛未、臼田あさ美、えなりかずきら出演陣が登壇した。
'12年3月17日に放送した「濃姫」では、織田信長の正室であり、謎多き戦国美女の濃姫の半生を観月ありさが演じ、好評を博した。前作は信長に嫁いだ濃姫が、陰で信長を支える重要な存在になっていくまでに焦点を当てたが、第2弾では、桶狭間の戦いや延暦寺の焼き討ちなどから、濃姫らの波乱の人生を描いていく。
第2弾放送決定に観月は、「パート1が好評ということでパート2でも濃姫を演じられることになり、とてもうれしいです。今回は、“より濃い”濃姫が出来上がりました。パート2もより多くの方に見ていただいて、パート3もできたらいいなと思っております。時代劇は、セリフ回しも表現方法も現代劇と違いますが、なんといっても激しく動くことができないので、顔の表情や、しっとりしたお芝居で見せていくことを心掛けました。濃姫はふだん自分の感情を押し殺して仕舞い込んでいる分、出すときは激しいので、自分の感情を出すシーンは、大切に演じました」とコメント。織田信長を演じた城田優は、「前回同様、信長を演じられて本当に光栄です。 (信長は)役者ならば誰もがあこがれる役柄で、まさかこの容姿で演じることになるとは、と思いましたが、前作を気に入ってくださった視聴者の方に、また一味違う濃姫を楽しんでいただければと思います。時代劇は現代劇と比べて少しオーバーなところがあると言いますか、突然『わっはっは!』と笑い始めたり…普通の芝居と違う部分が多いので、自分の中でいかに消化してリアルに演じられるかが、今回も難しかったです」と振り返った。
比嘉愛未は、信長の末妹であり、織田家の勢力拡大と安定化のために、浅井長政に嫁いだお市の方役。夫・長政の思いがけない反逆から信長の敵になってしまうが、「台本を読んだときに、山場しかないような役なので演じられるか不安だったのですが、同じ女性として共感できるところはたくさんありました。確かに(お市の方は)政略結婚ではありましたが、長政とは相思相愛の、本当に仲の良い夫婦だったと聞いていたので、その気持ち大切にしました」と役への思いを述べた。また、木下藤吉郎(豊臣秀吉)を演じたえなりは、「(秀吉は)本当に後ろ盾がない中で登りつめていった憧れの存在ですから、秀吉役をとても光栄です」と語った。さらに、藤吉郎の妻・寧々役の臼田は、藤吉郎との結婚式のシーンの前に京都の高台寺を訪れたことを明かし、「(高台寺で)秀吉の絵や銅像を見ていたら、本当に(えなりと秀吉が)よく似て見えて、情が沸いてきたんです。初めてのシーンが結婚式だったのですが、不慣れな三々九度とかも、『こんな感じだよね』と2人でコミュニケーションを取り合って。実際に(秀吉と寧々も)こんなふうに支えあったのかなとか、とてもイメージしやすかったです」と語ると、えなりも「寧々様とのシーンは本当に楽しかったです」と笑顔で返した。
会見では、“戦国キャラクター診断”を実施。観月と比嘉が「信長タイプ」、城田とえなりが「秀吉タイプ」、臼田が「寧々タイプ」と診断された。“自由奔放で、強烈な個性とカリスマ性で皆を引っ張り、必ず目的を果たす信長タイプ”と診断された観月は、「信長タイプ…ってなんだか、カッコいいですね(笑)。濃姫も信長を陰で支えつつ、自分の目的は必ず果たす女性。そういうところは信長と似ていますね」と納得した様子。同じく「信長タイプ」と診断された比嘉は、「“必ず目的は果たす”というのは似ているかもしれません。役者というお仕事をしたいと思ったら、次の日に親に土下座をして上京してきたので」と告白し、会場を驚かせた。
'13年6月23日(日)夜9:00-11:10
テレビ朝日系にて放送