「若い二人が頑張ってくれた」小澤監督が初主演の二人の労をねぎらう!
映画「風切羽~かざきりば~」(公開中)の公開初日舞台あいさつが、6月22日、都内で行われ、出演者の秋月三佳、戸塚純貴、川上麻衣子、重松収、寺田有希、石田信之と小澤雅人監督が登壇した。
同作品は、虐待を受けた経験のある高校三年生の少女・サヤコ(秋月)と不思議な青年・ケンタ(戸塚)を中心に、過去に虐待を受けた若者が負った傷、悩みや葛藤を描く人間ドラマ。実の母や姉から虐待を受けていたため児童養護施設に措置されていたサヤコは、施設の生活に嫌気が差し、施設を抜け出して、母・ユカリ(川上麻衣子)と暮らしたアパートを訪れる。しかし、ユカリはサヤコを拒み家に入れてくれない。居場所をなくしたサヤコは、行く宛もなく夜道をさまよっていると不思議な青年・ケンタと遭遇。ひょんなことからサヤコはケンタの自分探しの旅に付き合うことになる…というストーリー。
初日を迎えた主演の二人は「きのうまでは、きょうがどんな一日になるのか不安もありました。でも、たくさんの方にお集まりいただき、本当にうれしく思います。『風切羽』は、私にとって初主演となった作品です。きょうはこれからの人生の中でも忘れられないぐらい幸せな日になりました。本当にありがとうございます」(秋月)、「僕にとっても初主演作なので、とても思い入れがあります。この作品をご覧になって、何か思うことがあったらみんなで話し合ってみてください。“世界の『風切羽』”をよろしくお願いします!」(戸塚)とそれぞれ明かした。
また、小澤監督は「俳優陣の演技を信じて撮ったので、撮影は楽しかったですね」と振り返り、「特に若いお二人(秋月、戸塚)が本当によく頑張ってくれました」と初主演を見事に務め上げた二人の労をねぎらっていた。
池袋シネマロサにて公開中