「あまちゃん」で春子の青春時代を演じる有村架純「春子の悔しい気持ちに共感できました」と役作りに大満足!
今週から東京編に入り、ますます勢いが増す連続テレビ小説「あまちゃん」。物語はユイ(橋本愛)の父・功(平泉成)が倒れたことによりアキ(能年玲奈)が単身上京することに…という展開に。しかし、東京で待ち受けていたものは、アキの想像とは裏腹に“奈落”といわれる日の当たらない場所でのレッスンの日々だった。そして、東京編ではこれまでベールに包まれた春子(小泉今日子)の青春時代も描かれる。東京編の鍵となる青春時代の春子を演じる有村架純にインタビューを行った。
――「あまちゃん」に出演が決まった時の感想をお聞かせください。
「あまちゃん」に出演できると知って、初めは信じられませんでした。でも、オーディションを受けている時も、この作品に出たい気持ちは強かったです。ヒロインじゃなかったとしても、私を必要としてくれている方がいらっしゃったことが光栄で、その分どんなシーンでも全力を尽くしたいという気持ちでこの作品に入りました。
――春子を演じての感想をお聞かせください。
私自身も女優になりたくてオーディションを受けて東京に来たので、春子のアイドルになりたい気持ちに共感できました。私もオーディションでうまくいかない時期があって、(春子の)悔しい気持ちやもどかしい気持ちがすごく分かりました。私の気持ちと春子の気持ちがリンクする部分が多く、素直に役に入り込むことができたのではないかと思います。
――「聖子ちゃんカット」のカツラをかぶったときの周りの反響はどうでしたか?
どうやら私の顔は昭和の匂いを漂わせているようで、カツラをかぶったときに「違和感がないね」って監督さんに言っていただいたり、他の(作品の)監督さんも「(小泉さんに)そっくりだ」と光栄な言葉をかけていただきました。昔は素朴な顔で野暮ったい感じが嫌だと思っていたんですが、そのおかげでこの役をいただけたので、今では良かったと思っています。
――宮藤官九郎さんの脚本で好きなところをお聞かせください?
以前も('11年のテレビ朝日系「11人もいる!」で)お世話になりましたが、何気ない日常会話でも面白くて笑えて(笑)、だけど、ちょっとしたシーンとかでもジーンと泣かせるようなせりふが台本に毎回あって、あのテンポ感もすごく好きです。それに宮藤さんの脚本には見終わった後、“悲しい”とか“辛い”とか思う作品がない気がして、そこが好きなところです。
6月24日~29日の放送では、春子の東京に来てからの挫折の日々や、春子と荒巻太一(古田新太)との初めての出会いが描かれた。今後、この二人の間にどんなドラマが展開されるのかに注目が集まる。
毎週月曜~土曜朝8:00-8:15ほか
NHK総合ほかにて放送