及川奈央&久下恵美がコメディーに挑戦! “池田鉄洋ワールド”の中で表現する“オンナの面白さ”とは?
及川奈央と久下恵美(劇団SET)の演劇ユニット「類類~Lui Lui~」が、8月29日(木)~9月1日(日)、東京・THEATER BRATSにて舞台「TOKAIDO GIRLS~おんな東海道中膝栗毛~」を公演する。
今回が3回目となる同公演は、数々のドラマから引っ張りだこの怪優であり、劇団「表現・さわやか」主宰の池田鉄洋が脚本・演出を担当。第一回公演('11年)では、女性の“リアルな気持ち”を、第二回公演('12年)では女性の“深みのある毒”を表現した二人が、今回、池田の作品を通して表現するものとは…?
今回、類類の二人にインタビューを行い、同公演にかける思いと意気込みを語ってもらった。
――初公演の時には「毎年恒例にしたい」とおっしゃっていましたが、第三回公演を迎えるにあたって、現在の心境は?
二人「まだまだですけど、三回目ということで『毎年やっています』と言えるようになりました。ようやく『二人芝居をやっているユニットです』と言えるかなと。ただ、周りから『一年に一回じゃなく、(公演の)スパンを短くした方がいいんじゃない』とよく言われるので、今後はだんだんスパンを短くしていけたらなと思いますね。10回、20回と続けていきたいと思っているので、一年に一回だと10年、20年かかっちゃいますから…(笑)」
――今回の公演で挑戦したいことは?
及川「これまでの公演は、そこまでコメディーに寄せていなかったので、イケテツ(池田鉄洋)さんワールドの中で“笑い”に挑戦したいと思っています。わたしは、『表現・さわやか』さんの公演にゲストで出させていただいていて、その時の雰囲気がすごく好きだったので、あの雰囲気を久下ちゃんと演じたいなと思っています。『表現・さわやか』さんの公演で、イケテツさんに引き出していただいたものが出せればなと」
久下「とにかく奈央ちゃんとわたしが、くだらないことやバカバカしいことを汗をかいて一生懸命やって、笑いがとれるといいなと思います。その中で、二人が背負っている“オンナ”というものに感情移入してもらえればうれしいですね」
――脚本・演出が池田さんということについては?
及川「元々、わたしたち二人が出会ったのは、イケテツさんを含めた三人で共演した舞台『志村魂』がきっかけ。以来、わたしと久下ちゃんでイケテツさんの公演や映画を観に行ったり…という仲になり、二人でイケテツさんワールドのファンになりました。だから、『いつかはこの三人でやりたい』という思いがあったんです。一回目、二回目の公演を経て、イケテツさんをお迎えするというのは一つの節目かなと思いますね。二人で『イケテツさんのご都合のいい時にお時間をいただければ…』と、とっても恐縮しながらお願いしました(笑)。そうしたら『ありがとう! やりたい』って言ってくださって、忙しいスケジュールの中、引き受けて下さいました」
――どんなストーリーですか?
二人「現代劇のコメディーです。ことしが伊勢神宮の式年遷宮の年なので、お伊勢参りで有名な『東海道中膝栗毛』の弥次喜多をオマージュした作品になると思います」
――類類としては初のコメディーに挑戦。ご自身がご覧になるのもコメディーが多い?
及川「コメディーは好きでよく見ます。演劇や映画だけじゃなく、お笑い芸人さんのライブにもよく行くんですよ! 毎年、サンドイッチマンさんのライブに行ってますし、この間は、さまぁ~ずさん、ニッチェさんのライブにも行きました」
久下「わたしは、映画などは暗いものばっかり見ますね(笑)」
及川「えーっ! そうなんだ!(驚)」
久下「『笑って見れるものをずっと見る』というよりは、『これ、どういう心情なんだろう?』って考えてしまうような深い心情を描く作品を見ることが多いです」
――「パワースポットの伊勢神宮へ!」という内容ですが、パワースポットには興味がある?
及川「わたし、大好きなんですよ! いろんなところに一人でも行っちゃうくらい好きなんですが、お伊勢さんには行ったことがないので、行きたいんですよねぇ」。(パワースポットに行ってご利益があったことは?)「芸能の神様が祭ってある京都の車折神社で玉垣を置いてもらったら、その直後に仕事が6個決まったんです! それから毎年、お参りしてます」
久下「わたしは、パワースポットと呼ばれるところはどこにも行った事がないですね(苦笑)。奈央ちゃんくらいハマれるのはすごいなって思います…(笑)」
――旅にまつわるお話ですが、プライベートで行ってみたいところは?
及川「一番はハワイかな。ハワイに行ってのんびりしたいですね」。(一人旅と複数での旅では、どっちが好み?)「どちらでも楽しめるタイプですね。でも、誰かと行くなら友達や家族のような気を遣わなくて済む相手がいいです。昨年の第二回公演を見てくれた母が、わたしが母親役を演じたのを見て感銘を受けてくれたみたいで、公演終了後に『あなたと二人でどこか旅行に行きたいです』という手紙をくれて、秋に二人で旅行しました。旅行中は、女同士の会話が本当に楽しかったです」
久下「海外に行ってみたいですね。アジアのタイとかベトナムに行って、現地の人と触れ合ってみたいです」
――最後に意気込みをお願いします!
及川「今回は、類類のことを知らないイケテツさんファンの方もいらっしゃると思うんですが、思いっきり楽しんでいただきたいです。わたしたち二人の魅力を出せるように頑張りたいと思います!」
久下「わたしたちが持っているものを全力で出して、笑いに対して真剣に取り組んで、『女ってこんなに面白いんだ! こんなに素敵なんだ!』というのを感じていただき、笑っていただけたらと思います!」
舞台「TOKAIDO GIRLS~おんな東海道中膝栗毛~」
8月29日(木)~9月1日(日)
東京・THEATER BRATS
類類~Lui Lui~オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/luilui-naomegu/