「僕のことには触れてくれないんだ…(泣)」三浦春馬のぼやきに小栗旬が苦笑い
映画「キャプテンハーロック」(公開中)の初日舞台あいさつが、9月7日、都内で行われ、声優を務めた小栗旬、三浦春馬と荒牧伸志監督、原作者の松本零士氏が登壇した。
同作品は、日本アニメ史に輝く松本原作の「宇宙海賊キャプテンハーロック」を製作期間5年、総製作費3000万ドルをかけて世界基準のフルCGで“再誕”させたSFエンターテインメント。原作の良さを活かしつつストーリーに深みを加え、現代的に新たな作品として作り上げており、すでに世界76の国と地域から配給オファーが殺到している話題作。人類が銀河の果てまで進出した時代、大戦中の英雄にして政府に反旗を翻した広域指名手配犯の宇宙海賊、キャプテンハーロック(小栗)の暗殺指令を受けた工作員・ヤマ(三浦)は、海賊船アルカディア号の乗組員を装い潜入。ハーロックに近づくにつれ、彼の目的と地球に隠された秘密を知ったヤマは…というストーリー。
作品について小栗が「周りから『すごい出来だね』という言葉をたくさんいただきました」と話すと、三浦も「本当に見たことない映像で驚きました」と感想を告白。さらに、「取材では、『ハーロックの声は、(小栗)旬さんの声に聞こえなかった』ととても驚いている方がたくさんいらっしゃって、うれしい反面、『僕のことには触れてくれないんだ…(泣)』ということが多かった」と三浦がぼやくと、小栗は「隣で『きっと、そう思ってんだろうな』って思ってました」と苦笑。
また、小栗が「キャラクターの動きをやった方(モーションアクター)の声がすでに入っていたので、その方のしゃべり方に合わせるというのは初めてで、難しかったです。次は動きからやらせていただきたいです」と明かすと、三浦が「その時は、ぜひ僕もやらせていただきたいです!」とちゃっかり乗っかり、会場を沸かした。
また、この日初対面となった松本氏の印象について小栗は「やっぱり興奮します! 恐れ多い感じがします」と告白すると、三浦は「僕はベネチア国際映画祭の時にお会いしているんですが、その時『先生はとっても肌つやがいいな』と思いました」と話して笑いを誘った。
最後に、小栗は「本当にいろんな方の情熱と愛がいっぱい詰まっている映画になっていますので、大勢の方たちの元に届くことを願っています」とアピールした。
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