'14年のテレビ東京“新春ワイド時代劇”は西田敏行主演の「影武者 徳川家康」
テレビ東京系で'14年1月2日(木)に新春ワイド時代劇「影武者 徳川家康」(仮)の放送が決定。'79年から毎年1月2日に放送される長時間の同シリーズは、36作品目を迎える。
同番組は、西田敏行を主演に太平の新時代を切り開いた男と女の物語に、“関ヶ原の戦い”“大坂の陣”など一大スペクタクルを配し、歴史の転換点の裏にある新しい歴史ドラマを波乱万丈の人間ドラマとして描く。
1600年、関ヶ原の戦いの火ぶたが切られた時、徳川家康は石田三成方・島左近(高橋英樹)の刺客により暗殺された。今ここで家康が殺されたことを敵軍に知られては、形勢不利に陥ると判断した家康側近は、家康の影武者・世良田二郎三郎(西田)を、急遽本物の家康に仕立てる。そして、当初の劣勢を挽回し、逆転勝利をおさめる。事の真相を知った家康の三男・秀忠は、二郎三郎を「家康」として利用しようとする…といったストーリー。
主演の西田は「お正月に皆さんで楽しんでご覧いただくには良い、スリリングで面白い作品になる気配を感じています。まず冒頭で家康が死んでしまうというのは、なかなかいいですよね。フィクションの時代劇の醍醐味だと思います。皆さんに思い切り楽しんでいただき、想像の世界にいざなってみたいと思っています」と番組をアピールした。
続けて西田は、「本物の家康が、ちまたで言われているようなある種の『タヌキおやじ』の雰囲気だとすれば、影武者の二郎三郎は一生懸命その雰囲気を出そうとしながらも、ちょっと気が小さい、あるいは逆に本物を凌駕してしまうくらいの大胆さが出てくる。その揺れが激しいと、影武者として家康を扱う面白さが出てくるのではと思っています。本当は『鳴くまで待とうホトトギス』だった家康が、『鳴かせてみしょう(みせよう)』になったり『殺してみしょう』になったりするような、秀吉かもしれない、信長かもしれない要素も見えてくるような…。二郎三郎は家康を演じているんでしょうけれども、だんだんと権力を持ち続けることによって、本当の家康以上の家康になってしまう。そうすると歴史として帳尻が合ってくるのかな。そんな気持ちでいます。このドラマは娯楽時代劇。歴史を史実として学んでくださいというものではなく、“おとそ気分”で楽しんでいただければと思います」とコメントした。
西田のほか、家康側室のお梶の方を観月ありさ、石田三成家臣・島左近を高橋英樹が演じ、物語を盛り上げる。
新春ワイド時代劇「影武者 徳川家康」(仮)
'14年1月2日(木)放送時間未定
テレビ東京系にて放送