おすぎとピーコが映画「恋するリベラーチェ」のイベントでタモリについて語る
10月29日、都内の映画館にて行われた「恋するリベラーチェ」公開直前にイベントに、映画評論家のおすぎ、ファションジャーナリストのピーコ、女装家のミッツ・マングローブが出席。ミッツはこの日のために作ったという、リベラーチェと同じようなスタイルの艶やかな衣装で登場した。
「恋するリベラーチェ」は、1950~70年代にド派手な衣装とステージパフォーマンスで一世を風靡したピアニスト・リベラーチェの晩年を描いた作品。ハリウッドを代表する二大スター、マイケル・ダグラスとマット・デイモンが“恋愛関係”を演じるということで注目されている。また、エルヴィス・プレスリーやエルトン・ジョン、マドンナやレディー・ガガなどにも大きな影響を与え、本年度「第65回 エミー賞」で作品賞、監督賞、主演男優賞ほか最多11部門を受賞したことでも話題になっている。日本では11月1日(金)から全国公開される。
作品についての感想を求められたおすぎは、「見る前は二大スターがこういうこと(ゲイの映画)をやってどうなんだろうと思っていた。ゲテモノだけど、ソーダ―バーグだからそんなものは作らないだろうというものはあった。でも、ここんとこあの人は良くないのよ。けど、この映画を見て、すごく安心した。ホモセクシャルとかの下品とか嫌な部分は感じなかった。女の人が見ても、どの年代の人が見ても納得できる映画になっていると思う。同性でも同性じゃなくても、恋をするっていうのはこういうことだというのが分かった」と語った。
また、おすぎ、ピーコと同世代のタモリが司会を務める「笑っていいとも!」(フジ系)が来年3月で終了することについてコメントを求められると、「32年も続けてきたことに対して、本当にご苦労さん。私は11年でおすぎは9年、一緒に『笑っていいとも!』をやらせていただいたんだけど、タモリさんだからできたこと。すばらしいエンターテイナー。昔のイグアナ(の物まね)をやれって言ったらやるしね。ああいうとこ、とてもすごいと思う。私たち尊敬している」とピーコが話した。一方、おすぎは、「32年間、休まずやり通したことはすごい。奥さんとどこにも行けていないしね。本当にお疲れ様でした」とねぎらった。
11月1日(金)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー
監督=スティーヴン・ソダーバーグ
出演=マイケル・ダグラス、マット・デイモンほか