坂口憲二率いるチームドラゴンが帰ってくる!
時代の最先端の医療現場で戦う医師たちの姿を描いてきたドラマ「医龍」の新シリーズが、来年放送されることが分かった。'14年1月に始まる木曜劇場「医龍4~Team Medical Dragon~」(フジテレビ系)は、オリジナルストーリーで展開される。
今作のテーマは「世界か日本か?」。'13年、医療は、自動車や機械に次ぐ新たな日本の輸出品として世界へ進出しようとしている。大企業や商社が海外の病院を買収、あるいは新たな病院を建設して外国に乗り込み、富裕層相手の診療で外貨を獲得しようとしているのだ。一方、国内では、地方の医療を担ってきた中規模病院の経営が困窮している。医師不足の逆風も重なり、患者にとって最も必要な病院の閉院が相次ぎ、多くの人々が不安な日々を送っている。この厳しい現実の中、坂口憲二演じる朝田龍太郎と「チームドラゴン」が理想の病院を作るために再結集し、動き出す。
今作の企画意図をプロデューサーの長部聡介氏(フジテレビドラマ制作部)は「シーズン3が終わった時、もう、『医龍』はやれないと思っていました。膨大なリサーチと綿密な取材でやり得るテーマはすべてやり尽くした、と。しかし、3年たった今、日本の医療は世界進出という劇的な局面を迎え、大きく変わろうとしています。この時代であれば新たな『医龍』が作れるという確信が湧きました。朝田とチームドラゴンが理想の病院を作るという試みとそれを利用して世界へ進出しようとする野口(岸部一徳)の対立。医療ドラマは数多くありますが、『医龍』でしか見られない壮大なスケールとエキサイティングなストーリーをお約束します」と語る。そして、主人公である天才心臓外科医・朝田龍太郎役を演じる坂口憲二は「自分自身、この話を聞いてびっくり。3年前のパート3で一区切りついたと思っていたので、まさかまたチームドラゴンのみんなと会えるなんて。そして「医龍」と言えばやっぱりオペシーン。またあの長いオペシーンを撮ると思うとゾッとしますが、今回は初心に帰って最強のチームを作り、この3年間待っていてくれた皆さんのためにも最高のオペをお見せできればと思っています」と意気込む。
また、朝田と志を同じくし、患者の視点に立った医療技術の開発にまい進している心臓血管外科医・加藤晶役の稲森いずみ、朝田との出会いを経て圧倒的な経験を積む心臓血管外科医・伊集院登役に小池徹平、麻酔科医として天才的な腕前をもつ荒瀬門次役に阿部サダヲ、再生医療研究の分野で「チームドラゴン」が目指す医療に取り組む循環器内科医・藤吉圭介役に佐々木蔵之介、「チームドラゴン」の実力を認めながら世界で活躍する救命救急医・鬼頭笙子役に夏木マリ、そして、チームドラゴンの宿敵で現在は政府の医療国際進出プロジェクトの中心人物となった野口賢雄役に岸部一徳…という「医龍」ファンにはおなじみのキャスト陣が新作に花を添える。
さらに新キャストとして、教授の対立からかつて医局を追われた朝田を自らの病院に引き取り、医師として技術的にも精神的にも徹底的に鍛え上げた朝田の唯一の恩師である医師・桜井修三役に、平幹二朗が決定した。
世界か日本か?…かつてない壮大なスケールで新たなる“医龍”が、来年新春、幕を開ける!
フジテレビ系にて'14年1月スタート
毎週木曜 夜10:00-10:54
脚本=浜田秀哉、ひかわかよ
演出=田中亮、水田成英
出演=坂口憲二、稲森いずみ、小池徹平、阿部サダヲ、佐々木蔵之介、夏木マリ、岸部一徳、平幹二朗 ほか