2人の関係は素敵! 夏帆があこがれる健太郎と奈穂子の関係とは?
映画「箱入り息子の恋」のBlu-ray、DVDが12月4日(水)に発売。
同作品は、代理見合いから始まる男女のたった一度の恋と2人を取り巻く家族を描いた、大人になれない大人たちの感動作。自宅と職場の市役所をただ行き来する日々を送っている天雫健太郎(星野源)は、内気で愛想がなく職場でも一人きり。そんな健太郎を見かねた両親は、親同士が婚活する“代理見合い”に参加し、今井家の一人娘・奈穂子(夏帆)とお見合いするチャンスをつかんで来る。お見合いの席で、奈穂子は目がまったく見えないことを知った健太郎だったが、奈穂子の人柄に触れ、初めての恋に落ちてゆく。デートを重ねるにつれお互いの思いを深めていく2人だったが、思わぬ障害が待ち構えていて…というストーリー。
今回、盲目の女性という難役を見事に演じきり、作品に清々しい透明感を与えた夏帆にインタビューを行い、撮影秘話や作品への思いを語ってもらった。
――ラブストーリーでありながらも後半にかけて目が離せない展開になっていく作品ですが、最初に台本を読んだ時の感想は?
どんどん健太郎が壊れていくさまがとてもおもしろくて、後半にかけて「これファンタジーなの?」というくらい不思議な展開に「この先、2人がどうなっていくのか」ということが気になって、自然に引き込まれていきました。また、2人だけじゃなくお互いの両親についても、深い思いやりがあふれていて「本当にいいなぁ」と心から思いました。
――奈穂子に対する印象は?
奈穂子は、思ったことは言葉にして伝えていますし、(健太郎との)2人の関係を見ても奈穂子の方がリードしていたりと、控えめに見えてちゃんと言いたいことを言っている芯の強い女性だと思いました。
――奈穂子を演じる上で気をつけたところは?
目が見えないという役だったのですが、作品としては奈穂子の病気が主体ではなく、健太郎や両親との関係性や距離感が大切なお話だったので、役をきちんと演じながらも、目が見えないということにとらわれすぎないように気をつけて演じました。
――初めての目が見えないという役柄に不安はあった?
やはりどの役でも不安はあります。でも、映画を観てくださった方たちから「すごく良かったよ」という言葉をたくさんかけていただいて安心しました。いろんな方々から「いい映画だったよ」と言っていただけたのが、とてもうれしかったです。
――言いたいことを言う芯の強い女性の奈穂子ですが、ご自身は?
言いたいことは言いますけど、奈穂子みたいにかわいくは言えないです…(笑)
――健太郎を演じた星野源さんの印象は?
すごくストイックな方だなと思いました。一緒に演じていてすごく居心地が良かったです。
――一人の男性としての健太郎については?
本当に真っ直ぐで、好きになったら猪突猛進(笑)。振り返ってみると、「(健太郎と奈穂子の)この2人は本当に相性が良かったんだな」と思います。健太郎の壊れっぷりもすごいですが、それを受け止める奈穂子もすごい! この2人じゃないと成立しないんじゃないかと思うくらい相性ぴったりの2人で、そういう関係は素敵だなと思います。
――撮影中の印象的なエピソードは?
撮影中に誕生日を迎えて皆さんに祝っていただきました! 撮影に入って2日目で、星野さんと同じシーンが初めてというタイミングだったのですが、皆さんに祝っていただいて…(恐縮)
――恋をして内面が大きく変化した奈穂子でしたが、夏帆さんの大きく変わった出来事は?
作品ごとに変わっていると思います。いろんな現場に入るたび、撮影が始まる時と終わる時では全然変わっていて、自分でも「すごく面白いな」と変化を楽しんでいます。(この作品では、何が変わった?)目が見えない役を演じたということ。また、ずっと頭で考えてお芝居をしていた部分があったのですが、「気持ちで動くことの大切さ」というものを改めて感じました。
――最後にメッセージをお願いします!
健太郎の一生懸命な姿に心を打たれると思います! わたしも観ていて、健太郎をすごく応援したくなったので。劇場で観ていない方はもちろん、観ていただいた方もBlu-ray、DVDではたくさんの特典映像が付いていますので、特典映像を観てから本編を観ていただくと、また違った楽しみ方ができると思います!
【DVDファーストラブ・エディション】
2枚組:本編DVD(117分)+特典DVD(70分)
4935円(税込) 12月4日(水)発売
【Blu-rayファーストラブ・エディション】
2枚組:本編BD(117分)+特典DVD(70分)
5985円(税込) 12月4日(水)発売