「下町ボブスレー」柳沢慎吾のでんぐり返し芝居に青柳翔ら大笑い!
NHK BSプレミアムで3月1日(土)から3週にわたって放送される特集ドラマ「下町ボブスレー」(毎週土曜夜9:00-9:55)の取材会が行われた。出演者の青柳翔、南沢奈央、岡本あずさ、柳沢慎吾、品川祐、内野謙太、中村倫也、鶴見辰吾、蟹江敬三が取材に応じた。
本作は、東京都大田区で起きた実話を基にドラマ化。東京の下町に暮らす町工場の職人たちが初の国産ボブスレーのソリ「下町ボブスレー」を作ってオリンピックに挑もうとする情熱と奮闘を描く。大田区の一角にある矢島孝一(蟹江)と息子・健太郎(青柳)が営む町工場矢島製作所に、ボブスレー選手の柳田美樹(南沢)が現れ、ソチオリンピックで乗るためのボブスレーのソリを作ってほしいと申し出る。
青柳は自身の役柄を「思いはあるのにその思いを表現するのがへたくそな役。監督とよく相談して、試行錯誤しながら(ドラマを)作っています」と語った。役との共通点については「ほぼないんですが、僕個人はなるべく現場ではテンションを上げないようにしています。普段はテンションが高くてズバッといってしまうタイプなので(役とは)あんまり似ていないですね」と分析。「主演として自分ひとりでは何もできないので周りにフォローしてもらいながら良くしていけたらと思っています」と主演としての意気込みを見せた。
一方、南沢は「監督に『太陽のような存在であってほしい』と言われたので常に笑顔を心掛けて、当たって砕けろの精神で取り組んでいます。スポーツ選手に見えるように、姿勢をシャキッとさせたり、動きをキビキビさせたり、気をつけています」と気合十分。ボブスレーの選手ということで、体作りについて聞くと「撮影に入る前に実際に、岡本(あずさ)さんと五輪に出た人たち会い、普段行っている陸上トレーニングを指導してもらいました。実際にやってみて、脚力が結構必要なんだなと感じました。時間がある時は、走ったり、映像をみて研究したり、五輪の選手の方の著書を読んだりして、五輪に至るまでの裏側を勉強しています」と明かした。役を演じるにあたって「実際に選手の方に会えたのが大きかったなと思います。台本を読んだだけだとイメージがつかない部分があったんですけど、なんでそこまで頑張れるのか…自分との戦いなのだなというのをすごく感じました」と満足した表情を見せた。
品川は町工場の職人・田崎常雄役。「皆が話しているところに、僕と柳沢慎吾さんが近づいていくってシーンがあるんですけど、柳沢慎吾さんがでんぐり返しで近づいて行こうよっていわれて、のせられてやったら案の定NGでした」というエピソードを披露し、会場が笑いに包まれた。続けて、「でも、そのMAXの恥をかいたので、この現場でこれ以上の恥はないなという事でそれ以降の現場では結構好きにやらせてもらっています。でんぐり返しは結果的にやってよかったです」と明かした。
最後に、青柳は「『下町ボブスレー』は、ダメな人たちが多くて、その人たちが下町ボブスレーを通じて成長していって、何かを見つけるというストーリーになっています。たくさんの人に見ていただきたいです」とアピールした。
'14年3月1日(土)、8日(土)、15日(土)
夜9:00-9:55
NHK BSプレミアムにて放送