正月時代劇「桜ほうさら」が完成! 貫地谷しほりは感極まり涙!!
NHK総合で'14年1月1日(水)に放送される正月時代劇「桜ほうさら」の試写会が12月25日に行われ、出演者の玉木宏、貫地谷しほり、脚本を担当した大森美香が会見に登場した。
同作は宮部みゆきが原作の時代ミステリーをドラマ化したもの。賄賂を受けたという身に覚えの無い罪を着せられ切腹した父の汚名をそそぐため、江戸・深川で長屋暮らしを始めた若侍・古橋笙之介(玉木)が、犯人探しに江戸の町を奔走する。笙之介はそこで、桜の化身ともいうべき謎の女性・和香(貫地谷)と出会う。
作品を見た玉木は「台本を読んでいた時、日本のよき時代のやわらかな感じや穏やかな感じがすごく現れた本だなと思っていたのですが、それが映像でしっかり感じられました。まず、撮影が終わったこととこうして出来上がったことに安心しています」と作品の出来上がりに満足した様子。さらに、「そして、これが元日に放送されるというのが僕にとってもすごくうれしいことですし、正月にこのような、人が穏やかになれるような作品をお届けできるということもとてもうれしく思っております」と喜びの気持ちを語った。
和香を演じた貫地谷は「この作品を見て思ったのは、子供たちがすごく生き生きとしていて、町にいる人全体が本当にそこに住んでいて、そこで営みがあるんだなと感じたことです。それは監督の演出の力だと思いますし、美術もすごく力が入っていて、こんな空間でお芝居ができるんだっていうことがすごく幸せでした」と感想を話した。また、今回顔にあざのある和香を演じたことについては「毎朝メークで左の頬にあざを付けるんですけど、やっぱり辛くて、自分の中にひっかりがあって毎日を過ごしてきて、そこから生まれたのが和香の強さでした。メークに助けられましたし、着物もあざを隠すために左だけそでが長かったりとか、意識せずとも自分のあざがどれぐらい見えるのか気になったし、本当に周りの皆さんに助けられてできました」と、役づくりのための演出を明かした。
さらに、貫地谷は「玉木さんも私の芝居に何度も付き合ってくださって、監督もスタッフの皆さんも待ってくださって、すごくありがたかったです」と感極まり、涙を見せた。それに対し、玉木も「難しいシーンもたくさんあったんですけど、みんなが一丸となって支えあいながら撮影できたのがすごくいい時間でした」と、監督やスタッフ全員の作品への思いを代弁した。
'14年1月1日(水)夜7:20-8:48
NHK総合にて放送