“宮本武蔵”を演じる木村拓哉、渾身の決闘シーンに自信アリ!
3月15日(土)、16日(日)の二夜連続で放送される「テレビ朝日開局55周年記念二夜連続ドラマスペシャル『宮本武蔵』」(テレビ朝日系)の制作発表記者会見が、テレビ朝日の1Fアトリウムで行われ、木村拓哉、沢村一樹、真木よう子、松田翔太、ユースケ・サンタマリア、香川照之ら主要キャストが登壇した。
同作は、佐々木小次郎(沢村)との巌流島の戦いで有名な剣豪・宮本武蔵(木村)の半生を通して、数々の戦いの中で生まれる内なる苦悩や葛藤を通じて前進しようとあがく等身大の武蔵の姿を描く。作州吉野郷宮本村に住む新免武蔵(しんめんたけぞうは、立身出世を夢見て、幼なじみの又八(ユースケ)と共に関ヶ原の合戦に西軍の足軽として参戦。しかし、西軍は敗戦し、追っ手に追われる武蔵は、通りかかった又八の許嫁・お通(真木)を人質に逃げようとするが捕らえられ、姫路城の牢獄に4年間幽閉される。その後、幽閉を解かれた武蔵は宮本武蔵(みやもとむさし)と名を変え、剣の道で名を成すことを夢見て修行の旅に出る。
宮本武蔵を演じる木村が「(共演者たちは)本当にカジュアルでジェントル。危険で感情の高ぶるシーンを撮っても、直後には笑い合えるような人たち」と語るように、会見はジョークが飛び交う和やかな雰囲気でスタート。
武蔵と思いを寄せ合うお通を演じた真木が「初めは“たけぞうさん”だったのが、だんだん“武蔵(むさし)様”になっていき、現場でも“木村さん”っていうよりも“武蔵様”っていう感じで、本当に木村さんにピッタリな役だと思いました」とお通になり切っていたことを明かした。すると木村は、今回の撮影中に急きょ吹き替えなしが決まったという乗馬シーンに触れ「真木さんに乗馬経験を聞いたら、ロバは乗ったことがあると胸を張っていた」と自信を見せる真木の様子を表現し、会場の笑いを誘いながらも「それでも全く未知のものに挑戦するという姿勢がすごいと思う」と演技に対する姿勢に感心していた。
さらに、先日の日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞、最優秀助演女優賞を35年ぶりにW受賞した真木に対し、沢村が「真木よう子はペネロペ・クルスに勝てる日本人だと思っています」と祝福し、「その一報を受けて、僕が贈った指輪をきょうはちゃんと着けて来ているので、心からうれしいなと思っています」と会場を沸かせた。
また、武蔵の幼なじみである又八を演じたユースケは「自分の出演シーンは殺陣もなく、他のシーンとは緊張感が違った」と謙遜して見せたが、「ともすれば獣のように戦う武蔵が、人間らしくいられる相手なので、撮影現場でも癒やし(役)になろうとした」と思いを語った。そんなユースケに対し木村が「お話を聞いてる皆さんが、ポカンとしてる」とツッコミを。「そんなに記事にならないかな?」と不安そうな表情をするユースケに、木村は「ユースケさんが言うとウソっぽく聞こえますが、本当です」とフォローも忘れなかった。
本作の見どころの一つでもある殺陣のシーン。ライバル・佐々木小次郎を演じる沢村が「初日に木村くんの手の大きさに驚き、腕が筋肉隆々になっていて、全く追いつかないと感じました。それを見て、慌てて殺陣師の方と相談して、稽古をつけてもらいました」と決闘シーンへの意気込みを明かした。木村も「本当に(刀を)よけなければ、当たってしまうという間合い」での、危険と隣り合わせのアクションシーンの出来に、「今まで存在していた殺陣のシーンというものとは、全く180度違うんじゃないかな」と自信を見せた。
3月15日(土)夜9:00-11:21
3月16日(日)夜9:00-11:24
テレビ朝日系で放送