「マキハラといっしょ」槇原敬之の冠番組に懸ける思いに迫る!
NHK BSプレミアムでは、4月18日(金)に槇原敬之が興味を持っている音楽や人物などを楽しく紹介する音楽バラエティー「マキハラといっしょ」(夜10:00-11:00)を放送する。ゲストに森山直太朗を迎え、槇原がアレンジした井上陽水の名曲「氷の世界」で初共演。さらに独自の音楽世界を切り開く尺八奏者の藤原道山とも童謡「朧月夜」で初共演する。そこで番組ホストを務める槇原敬之にインタビューを敢行。番組の見どころや公演中の全国ツアーの様子などを聞いた。
――今回で2回目の放送となる「マキハラといっしょ」ですが、自身の冠番組ができたお気持ちはいかがですか?
本当に夢みたいで。僕のうちは電器屋なんですよ。テレビにお世話になりながら育ってきているだけに、テレビとは切っても切れない生活をしています。特に、NHKは見終わった後に何かしら心に残る番組が多くて大好きだったので、NHKからお話をいただいた時はすごくうれしかったです。
――どんな番組にしたいですか?
今若い人に限らず、コンピューターが進化して、「あなたはこんなの好きでしょ」っていう音楽ばかりを聴けるようになってしまって。僕らの青春時代ってもっと失敗した事もあったんですよ。ジャケットでレコードを買ったり、好きな曲があってアルバム買ったらその曲以外全然だめだったり。そういう自分の意図しない中で良い曲と出合っていくという事があったんですね。これから人生を音楽と共に過ごす事において、もっといろんな音楽をみんなに知ってもらって、どんな音楽も愛していってほしいしです。常々、もっといろんな音楽を聴かなきゃいけないと口癖のように言っていた時にこのお話をいただいたんです。
――「マキハラといっしょ」という番組名は槇原さんが考えたのですか?
僕は、「おかあさんといっしょ」だから「マキハラさんといっしょ」にしたらいいんじゃないかって言ったんですけど。事務所が「『マキハラといっしょ』がいいんじゃないの」って言って。どっちにしてもこの意見が通るだろうかって思っていたら、通っちゃいましたね(笑)。気に入ってます!
――今後、番組に呼んでみたいゲストの方はいらっしゃいますか?
たくさん居ますね。専門的な楽器をやっている方がなんでその楽器を選んだかとか、興味が尽きないわけですよ。例えばギターとかだと、合奏しなくても何とか演奏できる楽器なんですけど。そうじゃない楽器もいっぱいあって。なんでやろうと思ったのかに興味があって。意外に世の中の人って楽器の種類知らないんですよね。とにかく、メジャーどころからマイナーどころまでスペシャルな人たちをどんどん呼びたいです。
――番組でも歌っていた新曲「Life Goes On~like nonstop music~」は情報番組(フジテレビ系「ノンストップ!」)のテーマソングになっていますが、「LUNCH TIME WARS」も同じく情報番組(日本テレビ系「ヒルナンデス!」)のテーマソングになっていますよね。この2曲を作ったときのエピソードをお聞きかせください。
「Life Goes On-」については具体的にこういう曲にしてほしいっていうのがあったんですよ。だから僕もじゃあそのように作ってみようかなって思ったんですけど「LUNCH TIME WARS」に関しては、すごく悩んで。「笑っていいとも!」みたいな番組はテーマソングが圧倒的にお昼っぽい感じがあったので、真逆の印象にしようと思いました。自分がコンビニにお弁当を買いに行った時に、全然棚に何も並んでない時があって…これを歌にしようって!
――その他にはカバー曲を歌っていましたね。槇原さんのカバー曲は、槇原さんらしさをすごく感じます。気をつけている点などはありますか?
アルバム『Listen To The Music』『Listen To The Music 2』に関しては、作る時に、僕なりの消化した形というのにこだわっていました。インスピレーションとか、自分の興味のあるような形にしていったり、(中島)みゆきさんの「ファイト!」とか最初は心臓の音しか入ってなかったりとか。好きになってもらうには手段を選ばないっていうのが僕のカバーをやっている時の思いです! 僕の使命としては「その曲を好きになって!」ということですね。例えば恋人がいて同じ曲を好きだったら楽しいじゃん!みたいな気持ちですよね。
――最後の質問です。今槇原さんは全国ツアー中ですが、初のカバーアルバムを引っ提げてのコンサートはいかがですか?
僕のコンサートは、僕の歌が好きで来てくださる方が多くて。「カバーってなるとどうなんだろう?」ってファンの方は思っていたみたいで。僕も初めてのカバーのツアーだったのでどうゆう反応が来るのだろうと思っていたのですけど、実際にツアーが始まってみると青春をたどるように聴いてくださる人もいれば、新曲のように聴いてくださっている方もいて、みんな楽しんでくれているみたいです!
4月18日(金)夜10:00-11:00
NHK BSプレミアムにて放送。