“死神くん”大野智が制作会見に天から舞い降りる
4月18日(金)からテレビ朝日系で放送される金曜ナイトドラマ「死神くん」の試写会・制作発表会見が行われ、出演者の大野智、桐谷美玲、菅田将暉、松重豊が登壇した。同作は、「ついでにとんちんかん」で知られるえんどコイチの同名漫画を原作に、死んだ人間の魂を霊界に運ぶ死神と死を迎える人間との交流を描く1話完結型のヒューマンストーリー。
イベントでは大野が天井からワイヤーにつかまって登場。自身が演じる“死神くん”の決まり文句「おめでとうございます。お迎えにあがりました」であいさつすると、会見のファンから歓声が上がった。
まず、大野は「ここ何年かで、非常に人間離れした役が多いですが」と会場を沸かせ、「死神役を楽しんで演じています」とコメント。“死神が死を宣告しに現れ、やり残したことがないように勧める”という物語にかけて「(死を宣告されたら)家でじっとしています。家族と過ごしたいということもありますが、自分がどうやって死ぬのかにも興味があります」と語った。さらに大野は、死神くんのライバル・悪魔を演じる菅田の「(死を宣告されたら)どうやったら死なないか模索すると思います。この状態だと死なないだろうという状況にします」という意見に共感し、二人で「家でイスに座って『さぁ、来い』と(死を)待つのが楽しみですかね」と盛り上がった。
一方、菅田が自身の役どころについて説明しようとして「今さらなんですけど…」と前置きし、大野に対し「死神? 死神くん? どっちなんですかね」と役の呼び方を確認する場面も。続けて「小学生のころに1週間に2度も頭にけがをすることがあり、駆け付けた父親に『僕、死ぬの?』と切実に聞いたという話を最近、聞きました」と死を実感したエピソードを披露した。
死神くんを監視する女監死官役の桐谷は「大野さんを指導する役ということで、普段はなかなか口にすることがない『カス』とか『クズ』とか、かなり汚い言葉を使うので思い切って楽しんでやろうと思っています」と意気込みを。また、実際に本作のキャラクターに会うとしたら誰に会いたいかと聞かれ「私は『カス』だ『クズ』だと言われたら凹むので、(監死官には)会いたくないです」と答え、「会うなら優しく添い遂げてくれる死神くんが良いですね」と、死神くんが心温かいキャラクターだと明かした。
死神くんの仕事ぶりをチェックする主任を演じる松重は、自身が会見に登壇する前に、大野らのあいさつぶりを見て、“天の声”で場を盛り上げた。また、大野がワイヤーでつるされて登場したのを受けて「まだ(本作の撮影で宙を浮く)予定はないですが、僕も過去につるされたことがありまして。今はワイヤーも進化していて、昔ほど腰に負担があったり、腹筋・背筋を使ったりということがなくなっています」と自身の体験を振り返り、「それほど心配されることはないと思います」と、会場の笑いを誘いながらも大野のファンを安心させた。
最後に、大野は「このドラマをきっかけに、“より毎日を大切にしていく”という気持ちになってくれたらうれしいです。ぜひ、皆さん見てください」と締めくくった。
今回、ファン500名が招待されており、その中から3名が質問するコーナーがあるなど、終始驚きと笑顔が絶えない試写会・制作発表会見となった。
4月18日(金)スタート
毎週金曜夜11:15-0:15ほか
テレビ朝日系にて放送