AKB48の藤江れいなが主演を、竹内美宥が準主演を務める映画「眠り姫 Dream On Dreamer」(5月24日・土公開)の完成披露上映会&トークショーイベントが、4月19日に都内で行われ、藤江と竹内、上野コオイチ監督が登場した。
同作品は、アイドルホラーの鬼才・上野コオイチ氏が監督・脚本を担当した、現実と虚構の隙間に潜む闇を新しいタッチで描いた新感覚ファンタジーホラー作品。神宮寺絢芽(藤江)はある日、気になる白昼夢を見始める。それは妹・柊(竹内)が死んでしまう夢だった。その夢をきっかけに悪夢が絢芽を蝕み始める…といったストーリー。
マスコミ向けの囲み取材では、藤江が撮影を振り返り「美宥ちゃんから学ぶものがすごくたくさんありました」と明かすと、竹内は「れいにゃんさん(藤江)は映画のお仕事も何本かやられていて、もうプロ! 私とは違って、撮影のこととかもすごく分かってらっしゃって、私こそ学ぶことがたくさんありました。『さすが、れいにゃんさんだな』と思いました」と恐縮。そんな2人の演技について上野監督は「小さな顔の芝居を入れてきてくれてとても良かったです。実は、顔の芝居で表現できていたので台詞で説明する部分を省いたところがけっこうあるんです。普段から親しいからこそ自然とアイコンタクトができていて、芝居の中で意思の疎通がしやすいんだと思う」と絶賛した。
そんな中、2月24日に大組閣祭りでAKB48からNMB48に移籍が発表され、5月2日(金)にNMB48劇場デビューを控える藤江に対し、「4月23日(水)のチームB劇場公演でAKB48を離れてしまいますが?」との質問が寄せられると、「一緒に頑張ってきた梅田チームBも23日で終わってしまうのですごく寂しいですが、みんな新たな一歩を踏み出して、みんながいい方向に進めばいいと思います。これからはAKB48ではなく、NMB48の藤江れいなになるよう、AKB臭を捨てて(笑)、いままで出せなかった藤江れいなを出していければと思います」と笑顔で返答し、NMB48デビューへの意欲を見せた。
映画上映後のトークショーでは、藤江が「最初に台本を読んだ時は、『寝過ぎじゃない?』と思いました」と話し、会場を沸かせながらも「とても自分に近いところが多い役だったので、私らしく私にしかできない神宮寺絢芽ちゃんにしようと思って演じました」と告白。一方、竹内は「撮影した時は役と同じ高校生だったので、ありのままの自分でやれるかなと思っていました。大学生になった今では、『今やるのと、高校生の時にやるのとでは違ったんじゃないかな』と感じています。普段の私は“干物”と呼ばれるような、お姉ちゃん(絢芽)寄りなので、素であることを大事にしながらも、料理を作ったりするようなシーンではちょっと自分から離れて演じるように意識しました」と語った。そんな中、藤江が「(竹内は)制服が似合うんですよ。悔しい!!」と話し、会場を沸かせる一幕も。
最後に「私たち自身もすごく勉強になった作品です。今後、演技も頑張っていきたいと思っているので応援よろしくお願いします。一回だけじゃなくリピーターになっていただけたらうれしいです」(藤江)、「この作品は不思議な怖さがあるなと感じたので、そういうところを楽しんでいただけたらと思います」(竹内)とそれぞれアピールした。
5月31日(土)より東京「シネ・リーブル池袋」ほか順次全国ロードショー
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