5月1日(木)にNHK総合で放送される時代を駆け抜けた偉人の足跡をたどるドキュメンタリー番組「ラストデイズ」で、数々の豪快な伝説を残す映画スター、故・勝新太郎さんの幻のプライベートフィルムの一部が初公開されることが明らかになった。
映像は'78年に京都の茶屋で撮影された宴会の様子で、勝さんが突然三味線を弾きだしたり、次回作の映画の構想を語ったりと、“カツシン節”にあふれた100分間になっている。勝さんが宴会の場を盛り上げるため日本酒にパセリを入れた自作の“パセリ酒”を飲むなど、もはや伝説となっている勝さんの宴席の貴重な映像だ。
映像が発掘された経緯は、勝さんのテレビシリーズ版“座頭市”('74年~79年、フジ系)の録音技師が、その当時のテープを持ち寄ったことに始まる。当時「座頭市」を制作していたスタッフたちは、急きょ勝さんから呼び出されてドラマの機材で宴会を撮影するよう言われたという。長らく失われていたと思われていた映像だったが、今回NHKが番組のために取材を行った過程で発見された。16ミリカメラ2台で撮影されており、映画並みの鮮明な画像で勝さんの姿がよみがえる。
5月1日(木)・5月2日(金)夜10:00-10:50
NHK総合にて放送
※故・勝新太郎さんのプライベート映像は5月1日(木)に放送