団長は柳葉敏郎!剛力彩芽と共に学ラン姿で「押忍!」
フジテレビ7月期の火曜9時枠では、作家・重松清の「あすなろ三三七拍子」(講談社文庫)をドラマ化することが決定した。現役大学生の中に応援団員がいなくなり、存続の危機にある翌檜(あすなろ)大学応援団。OBたちが集まる会合で幹事長から発表されたのは、“ある男”を社会人入学させ、応援団長にしてしまおうという苦肉の策だった。その“ある男”こそ、本作の主人公・藤巻大介。「常に学ラン着用」「返事は“押忍!”」「先輩の言うことは絶対」という、前近代的な基本精神が掲げられた応援団に放り込まれた大介は、コワモテなOBたちに厳しく指導されながら、「とにかく」「ひたすら」「懸命にやる」という応援の哲学を学んでいく。
主人公・藤巻大介を演じるのは、コメディーからシリアスな役まで幅広く演じ分け、さまざまな作品で存在感を示す柳葉敏郎。柳葉が地上波連続ドラマに主演するのは'99年の「リング~最終章~」(フジテレビ系)以来15年ぶり。現在、柳葉は実際に応援団OBの指導の下、劇中で披露する応援の練習にも取り組んでいる。
そして翌檜大学3年生、古い体質の男社会に嫌悪感を持つフェミニズム論客であるヒロイン・松下沙耶役には剛力彩芽。応援団の精神を「悪しき男どもの慣習」とバッサリ切り捨て、廃部に追い込むため応援団に刺客として入団することになるという役どころだ。
そのほか、応援団OB・齊藤裕一役で反町隆史、大介に命じられて応援団に入部することになる保阪翔役で風間俊介、チアリーダー部部長の葉月玲奈役で高畑充希が脇を固める。
登場人物たちが「応援団」というものに抱える思いはバラバラなところから物語はスタート。しかしエネルギーに満ちあふれた個性豊かなキャラクターが友情をはぐくみ、時には真剣にぶつかり合いながら、次第に応援の魅力にはまっていく。その過程は笑いと涙が詰まっており、本作は熱い人間ドラマになっている。
主演の柳葉は「僕は中学の時に少しだけ応援団にいたことがあります。そのときに、体当たりで人間関係を深めていく厳しさを実感しました。応援団は日本の文化だと思います。“応援してやる”のでなく“応援させてもらう”という日本人が本来持っている粋な部分を演じられると感じ、喜びを持って出演を決めました」と意欲十分。
一方、ヒロインの剛力は「応援団とは何か、そもそも応援とは何かというのを、役を通して私自信が勉強し、それを少しでも伝えられたらと思います。今回学ランを着させていただきまして、スタッフの皆さまに似合うと言っていただけてホッとしております(笑)。りりしく沙耶という役に挑めたらと思います。女性の方にも応援団というものを知って楽しんでいただけたらと思います」とアピールした。
7月15日(火)スタート
毎週火曜夜9:00-9:54
フジテレビ系にて放送
※初回は夜9:00-10:09
原作=重松清
脚本=吉田紀子、ふじきみつ彦
演出=土方政人、植田泰史
出演=柳葉敏郎、剛力彩芽、風間俊介、高畑充希、大内田悠平、飯豊まりえ、菊池桃子、西田敏行、森口瑤子、ほんこん、反町隆史