尾上松也が丸刈りに!?「永遠の0」で現代ドラマ初出演!
'15年にテレビ東京系にて三夜にわたって放送されるドラマ「永遠の0」に、歌舞伎役者・尾上松也が出演することが決定した。松也は本作が現代ドラマへの本格的な出演となり、自身初となる丸刈り頭の役を演じる。
「永遠の0」は、累計530万部を突破した、同名の国民的ベストセラー小説をドラマ化したもので、主人公・宮部久蔵には向井理が抜てきされている。今回松也が演じるのは、二飛曹としてラバウル基地で飛曹長の宮部と共に過ごしたすご腕の零戦パイロット・景浦介山。宮部を「殺したいほど憎んでいた」と言い放ち、戦後は暴力団幹部となった男である。
松也は現場について、「戦時中にタイムスリップしたようなセットで驚きました。衣装を身につけて、おのずと気合が入っています。主演を務める向井理さんとは初共演なのですが、目を見るだけで思いが伝わり、演技で引っ張られるお芝居に感動しました」と語った。
自身が演じる役柄については、「景浦は、とにかく宮部を恨みねたんでいるという設定の中で、過去が描かれていません。ですから、彼の今までの生きざまや、今後の生きざまが伝わるような芝居ができたらいいなと思っています。ただ、宮部を悪くて殺したいということだけでなく、実は宮部への憧れを抱いているような、複雑な思いがあるのではないか。そういった心情も表現して、視聴者の皆さんにこの作品を届けたい」と意気込みを見せる。
作品については、「僕は戦争を経験していない世代で、平和な日本に生まれてはいますが、戦争があったという事実を決して忘れてはいけないなと思います。同じ過ち、争いを繰り返さないためにも、このドラマを通じて戦争を知らない世代に伝えていくことが非常に大事なことではないかと。ですから、僕らが役者として演じさせていただくことには責任を伴うのではないかと考えています。また、そこで生きてきた人物、登場人物でいうと宮部久蔵などがいますけど、それはほんの一部であって、フィーチャーされているだけだと思います。ほかにも数えきれないことがあったと思うので、戦争を経験した人にも見てほしいです。そして、その重みを若者にも伝えていきたいです」と抱負を口にした。
「永遠の0」
'15年、テレビ東京系で放送