ドラマ界に危機感!?「おやじの背中」「若者たち―」「ST―」製作陣がドラマに縣ける思いを告白!
妻夫木聡ら豪華キャストが集う「若者たち2014」や、日本を代表する脚本家10人が参加する「おやじの背中」など、大作ぞろいの夏ドラマ。スタート目前の注目ドラマの裏側にスポットを当てて、キャスティングの理由やスタッフの制作に縣ける思い、撮影の様子などを紹介。
7月13日(日)スタートの「おやじの背中」(TBS系)は、10人の脚本家が10組の親子の物語を描くという、一話完結のオリジナルドラマ。参加する脚本家は池端俊策、井上由美子、岡田惠和、鎌田敏夫、木皿泉、倉本聰、坂元裕二、橋部敦子、三谷幸喜、山田太一と、さまざまな名作を生み出してきた面子が顔をそろえている。「作家性にこだわったオリジナルドラマの復活を志しています」と語る八木康夫プロデューサーは「オファーの際は正直緊張しましたが…お声掛けしないことには始まらないので」と告白。「ありがたいことに皆さんにご賛同いただくことができました」と語るが、10人の脚本家がそろってこの企画に賛同した理由に、オリジナル作品が少なくなってきた最近のドラマ界への危機感があったそう。
また、堀北真希と遠藤憲一が今作に出演することが新たに決定。木皿泉が脚本を手掛ける一篇で、堀北が女性警察官を演じ、遠藤がその父親を演じる。また、岡田惠和作品に田村正和と松たか子、鎌田敏夫作品に渡瀬恒彦と中村勘九郎、倉本聰作品に西田敏行、坂本裕二作品に役所広司と満島ひかり、池端俊策作品に大泉洋が出演することが決定している。
7月9日(水)スタートの「若者たち2014」(フジ系)は、妻夫木聡、瑛太、満島ひかり、柄本佑、野村周平が5人兄弟を演じる青春群像劇。1966年放送のドラマ「若者たち」(フジ系)をベースにしており、演出の杉田成道が「ある日、フジテレビの開局55周年記念の番組に『若者たち』はどうかなぁと思い付いて、担当者に電話したんです。2秒くらいの沈黙の後に『杉田さんがやるのが条件です』と言うから『じゃあ』ということになって(笑)」と語るように、ふとしたきっかけから企画がスタートした。配役については「こういう作品にハマるような芝居のタッチがある人を基準に選びました」(杉田)とのことで、現場では役者に「これは志のドラマだから、とにかく協力してくれ」と言って演出しているそう。
藤原竜也と岡田将生が凸凹コンビを演じる、7月16日(水)スタートの「ST赤と白の捜査ファイル」(日本テレビ系)。法医学のスペシャリストを演じる藤原&完璧主義者の警部を演じる岡田に対し、撮影前、演出の佐藤東弥は一枚のDVDを差し出したのだとか。その作品とは、現代を舞台にシャーロック・ホームズとワトソンが活躍するイギリスの人気ドラマ「SHERLOCK」で、佐藤は「今作のイメージにしてほしい」と語っていたそう。また、刑事ドラマということで、長い説明ぜりふに苦労している藤原と岡田。同じく長ぜりふが多い志田未来はノーミスで撮影しているそうで「STのエースですね」(藤原)、「せりふの先生です(笑)」(岡田)と、それぞれ絶賛していた。
キャストはもちろん、脚本家や演出家、プロデューサーもそれぞれの思いを込めている今夏のドラマ。ドラマのスタート日には、画面越しに彼らの“熱さ”をきっと感じ取れるはず!
7月13日(日)スタート
毎週日曜 夜9:00-9:54
TBS系にて放送
フジテレビ開局55周年記念ドラマ「若者たち2014」
7月9日(水)スタート
毎週水曜 夜10:00-10:54
フジ系にて放送
※初回は夜10:00-11:24
「ST赤と白の捜査ファイル」
7月16日(水)スタート
毎週水曜 夜10:00-11:00
日本テレビ系にて放送
※初回は夜10:00-11:10