桐谷美玲が「終の棲家」で現代社会が抱える介護問題に警鐘を鳴らす!
NHK BSプレミアムで7月20(日)、27(日)に二週にわたり放送されるプレミアムドラマ「終の棲家」の完成披露試写会が7月7日にNHKで行われ、主演の桐谷美玲が登場した。
同作は現代社会が抱える在宅介護問題を取材する新人新聞記者・麻倉智子(桐谷)が、介護老人の謎の連続死に遭遇するヒューマンミステリー。現在の介護現場を舞台に、在宅介護が直面する厳しい現実を新聞記者の目線で描く。
桐谷は「脚本を読んだ時点で、“介護の現状って今こんな風になっているんだ”など、正直知らないことがありすぎて驚きました。その中でどのように麻倉智子を演じていけばいいのかなって悩みながらスタートしましたが、監督に丁寧に演出していただいて、さまざまなパターンや心情をスタッフの皆さんと試行錯誤しながら作品を作ることができて、本当に満足できています」と作品の出来を語った。
続けて「日常的に抱えているたくさん問題が短いドラマの中に凝縮されていると素直に感じましたし、私のように介護の現状を知らないという方が、このドラマを見ていただくことで少しは何かが伝わることがあるんじゃないかなと」とアピールした。
また、「純粋なサスペンスストーリーとしても楽しめる作品に仕上がっていると感じています。いろいろ考えさせてくれるし、ドラマとしても楽しんでもらえる作品だと、手応えとして感じていました」と自信を見せた。
さらに、共演した秋本直己役の岡田義徳について「岡田さんとは何度も共演していて、私は人見知りで初めての方だと萎縮しちゃうんですけど、面識がある分、割と最初から向かって、役の『秋山さん』として対面することができました。介護のことを切に訴えてくる秋山さんと智子には最初は熱の差はあったけど、徐々に秋山さんに近づいていき、後半はそこから展開が起こってくるので、岡田さんが秋山さんの役を演じることが私にとってやりやすかったと思っています」と明かした。だが、直後に周りから「岡田さんの役名は『秋本』だよ」とツッコまれ、桐谷は「メークさんが『秋山』さんでしたので…」と弁明していた。
7月20日(日)、27日(日)夜10.00-10.50
NHK BSプレミアムにて放送