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“悪女”も演じてみたい! 松井玲奈の主演映画「gift」の舞台あいさつをリポート(2)

2014/07/20 14:55

都内にて行われた映画「gift」の舞台あいさつに柿澤勇人、松井玲奈、富岡太郎監督が登場(写真左から)
都内にて行われた映画「gift」の舞台あいさつに柿澤勇人、松井玲奈、富岡太郎監督が登場(写真左から)

愛知県限定公開でスタートした遠藤憲一と松井玲奈(SKE48/乃木坂46)W主演の映画「gift」が、7月12日より全国公開され、7月19日に東京・シネマート新宿にて行われた舞台あいさつの模様をリポート。

――W主演の遠藤さんについて。強面(こわもて)ですが、初めて現場で会ったときは怖かったですか?

松井:全然怖くなくてですね、とっても気さくな方で優しい人ですよ。本当に優しいです!

柿澤:おっしゃる通り、強面で結構ヤクザな役とかすごいやられてるんで、普段もそうなんじゃないかなってちょっとビクビクしてたんですけど…。僕、最後遠藤さんを刺す(シーンがある)んですけど、リハーサルの時に助監督から渡されたダミーですよっていうナイフがあったんですね。そのナイフが刃落しっていって、一応切れないものなんですけど本物のなんです。だから、勢い余って刺しちゃうと本当に刺さっちゃうナイフだったんですよ。それを僕が気付かずにドライ(リハーサル)でやっちゃって、そしたら遠藤さん「おい、これ刃落しじゃねぇかよ!」ってなって、「もうヤバイヤバイ、どうしようぶん殴られる、ぶん殴られる」って思ってヤバイぞって思ってたら「大丈夫。うんダミーでいこう」ってすっごい優しかったです。この世の終わりだと思いました。

宮岡監督:優しさっていうのもそうですし、本当にご自身でどうやったら作品を一番良くできるかって常に考えてくださっていて、脚本とかもご自分の言いやすいようにせりふを直してたり、玲奈さんのせりふも直して二人でずっとリハーサルしていましたね。

松井:どうしたらシーンが良くなるかっていうのを考えてくださったりとか、監督が初めての映画だったので、話しながら“映画はこう撮る”みたいなことを熱弁してましたね。

宮岡監督:若手のみんなで勉強させてもらった感じです。

松井:勉強会です。

柿澤:すごくいい人です!

――遠藤さんに演出するとき緊張しましたか?

富岡監督:そうですね。緊張の連続で、僕はもとから「女帝 薫子」('10年テレビ朝日系)とか「俺の空-刑事編-」('11年テレビ朝日系)ていうドラマで助監督の時に遠藤さんと仕事をしてるんですけど、イイ兄貴っていうか、いい感じでできたのでそれは感謝しています。

――最初から遠藤さんとは息ぴったり?

松井:(宮岡監督に向かって)どうでしたか?

宮岡監督:(二人の)息ぴったりだったと思いますね。夕焼けの中を二人で歩いていくクライマックスに近いシーンなんですけど、あれ2日目に撮ってるんですね。

松井:そうでしたっけ?

宮岡監督:そうです。時間とかが全然ない映画だったので、結構撮影順バラバラなんですけど、そういう感じが映画に出ていないっていうのは、初めからコミュニケーションがしっかりされてたんだろうなと思います。

――控え室ではいろんな話とか結構されました?

松井:基本的に控え室では、結構長くシーンをまるまる一つ撮ったりもしてたので、そのせりふをずっと合わせてたりとか、遠藤さんがちょうど映画の撮影の期間に撮影していたドラマの話とか、いろんな撮影現場の話を教えていただいて楽しかったですね。勉強になりました。

――そこで勉強になったことは?

松井:撮影の話とかは基本的に「こういうことがあってね、こういう大変なこともあるんだ」っていう話だったんですけど、「お芝居するときにうそをついちゃだめだよ」というのをある日言われて、確かに役になって言葉を発するわけだから、そこに少しでもうそがあっちゃいけないなっていうのは思ってて、そういうのは勉強になりましたね。

――監督は上映中に何かメモっていましたが?

宮岡監督:マヨネーズのふたの色がちょっと違ったというところに気付いた人もいるんじゃないかと思いますが、どういう意図があったのか皆さん良く考えてもらえるとうれしいです。

柿澤:全然気付きませんでした。

松井:気付かなかったんですか? わたしは気付きました。わたしはそうだったらいいなっていうのはあります。

宮岡監督:何度見ても新しい発見がある映画「gift」ぜひ皆さんご覧ください。

――今後演じてみたい役は?

松井:今回はすれた女の子だったんで、もっと暗い役をやりたいです(笑)。わたし基本不幸顔なんですよ。幸せハッピーみたいな顔してないじゃないですか。だから、どこまで自分に不幸が似合うのかなっていうのを知っておきたいですね。

宮岡監督:僕は、名古屋公開時に遠藤さんが「次は玲奈ちゃんと不倫する役をやりたい」って。

松井:そうなんですよ。この間、帰る時にも言われました。いいんじゃないですか。それも多分誰も見たことのない一面が見られると思うので不倫(役)いいです…今のは違う(笑)。そういう悪い女も演じてみたいなって思いました。悪女がやりたいです!

柿澤:僕は虐げられようかな(笑)。

――最後に一言お願いします。

松井:きょう、こうして東京でも舞台あいさつをすることができて本当に良かったなと思っています。とても楽しい会見になったのは、(ファンの)皆さんがたくさん盛り上げてくださったからかなと思っています。本当にありがとうございます。これからも公演や「gift」をよろしくお願いします。

柿澤:本日は本当にありがとうございました。名古屋からこうして全国上演が決定しまして、それはひとえに皆様のおかげだと思っております。きょう絶対ブーイングだらけだと思ったんですけど、温かく迎えていただきまして、本当に松井さんのファンは素晴らしい方ばっかりですね!

松井:ありがとうございます。

柿澤:本当にこの「gift」という映画が一人でも多くの皆様に届けられるように応援よろしくお願いします。

宮岡監督:きょうは映画を見ていただいて、本当にありがとうございました。「gift」を全国に広げていただいたのも皆さんのおかげですし、またこの東京から北海道へ、沖縄へ、四国へ、まだ上映していないさまざまな場所へ広げていきたい思いもまだまだありますのでよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

映画「gift」
コロナシネマワールド系ほかにて上映中

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  • 都内にて行われた映画「gift」の舞台あいさつに柿澤勇人、松井玲奈、富岡太郎監督が登場(写真左から)
  • 【写真を見る】遠藤憲一から「不倫役で共演したい」と熱烈オファー!?
  • 松井は自身の顔を「不幸顔」と自虐的にコメント
  • 今後演じてみたい役について松井は「悪い女も演じてみたい」
  • 何度見ても新しい発見がある映画「gift」をアピール
  • 遠藤からのアドバイスに松井も納得
  • 松井と遠藤の演技は息もぴったり
  • 共演した遠藤の印象を「とっても気さくな方で優しい人」と感想を

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