竹田圭吾氏と為末大氏も注目!独自の切り口で世界大戦に迫る歴史ドキュメンタリー大作
第一次世界大戦開戦から100年目の節目を迎える今夏、CS放送のヒストリーチャンネルで8月9日(土)夜9時から放送される「ザ・ワールド・ウォーズ~権力者が生きた世界大戦~」。放送に先立ち、7月23日(水)に都内で「ヒストリーチャンネル『ザ・ワールド・ウォーズ~権力者が生きた世界大戦~』特別先行試写会」が開催され、ジャーナリスト・竹田圭吾氏と歴史好きとしても知られる元プロ陸上選手でTVのコメンテーターとしても活躍中の為末大氏がスペシャルゲストとして登場し番組について語った。
第一次世界大戦から第二次世界大戦の終結までを一つの戦争としてとらえ、権力者となっていく人物が、世界にどのような影響を与えていったのかを描いている。ヒストリーチャンネル初の日本を含む世界12の地域共同制作番組で、完成まで3年あまりを費やしたという力作。オバマ米国大統領がこの番組にコメントを寄せるなど世界的に注目を集め、先ごろ、第66回エミー賞の作品賞(ドキュメンタリー/ノンフィクション・シリーズ部門)、脚本賞(ノンフィクション番組部門)、音響編集賞(ノンフィクション番組部門)にノミネートされた。
「第一次世界大戦では一軍人のようなポジションだった男たちが、どうやって第二次世界大戦でリーダーになっていったのかという不思議さと、個人としての体験がリーダーとしての決断に大きな影響を与えているという、まさに歴史をつなげて見たときの切り口がおもしろかった」と為末氏が作品の感想を語った。また、「歴史から学ぶことは英語を学ぶことよりも、もしかしたらグローバルな感覚を身に付けるうえで大事なことなのではないでしょうか」とコメント。
竹田氏も「一つの出来事をそれぞれの国の中だけで解釈するのではなく、共同で見ようという姿勢で、ここはこういう描き方の方がフェアなんじゃないかって議論がたぶんあったと思います。そういうフィルターを通して偏らない歴史の見方を作ろうという試みは意義のあることです」と高評価。「歴史は点ではなく線。たとえばヨーロッパの話をすれば、17世紀ぐらいから始まったパワーゲームが、最近のウクライナの情勢にまでつながっているんです。その中の節目が“ワールド・ウォーズ”という二つの大戦であり、これを地域横断的に、時代を俯瞰して見ることができるところが素晴らしい」と賛辞を送った。
迫力ある戦闘シーンとリーダーとなる人物それぞれの人生を追った再現ドラマ、そして当時の貴重な映像や専門家のインタビューを織り込んだ、話題のドキュメンタリー・エンターテインメント番組は見逃せない。
8月9日(土)・10日(日)夜9:00-0:00ほか
CS放送 ヒストリーチャンネルTMで放送