ドラマ版「永遠の0」追加キャストに渡辺大!
テレビ東京系にて'15年に3夜にわたって放送するテレビ東京開局50周年スペシャルドラマ「永遠の0」の追加キャストに、渡辺大が決定した。これまでに、主演を務める向井理のほか、尾上松也、中村蒼の出演が発表されている。
渡辺が演じるのは、通信兵・村田保彦役。昭和20(1945)年、特攻機の電信を受ける通信員として、特攻の地・鹿屋基地で、向井演じる宮部久蔵に出会う。搭乗員が打つモールス信号を聞いて戦果を確認する任務を与えられ、宮部の特攻を見届ける役どころだ。今回の撮影場所は、筑波海軍航空隊記念館に遺されている地下戦闘指揮所。第2次世界大戦中に、筑波海軍航空隊の指令庁舎が爆撃で使えなくなった時のための非常用として作られた地下壕での撮影となった。
渡辺は、戦争遺構である地下壕での撮影について、「今は夏真っ盛りで暑いですが、地下壕の中はひんやりしていました。ぬくもりを取ってしまったような無機質な空間で、人として生きるにはしんどい場所だなという印象を受けました。当時から時間が経っている割には、劣化していない感じが不思議でしたね。今回はそのまま戦闘指揮所として場所をお借りしましたが、リアリティーを感じました。こういうところで、“人の生き死に”の判別をしていたというのは、人としてもちょっとおかしくなるんじゃないかな」と現場の重々しさについてコメントを残した。
また、村田を演じる上で心掛けていることを、「通信兵を演じるのは実は2回目です。前回は船の上の無線で戦場との伝令をしました。今回は戦っている人とは別の空間にいるということで、無線機の向こうで彼らがどうしているのかを思いながら演じました。それは見ているお客さんと近い感覚だと思います」と語った。
「永遠の0」
'15年、テレビ東京系にて放送