秋のドラマ24は林遣都主演「玉川区役所 OF THE DEAD」
テレビ東京系の金曜24時枠「ドラマ24」の10月クール作品が、「玉川区役所 OF THE DEAD」に決定した。主演には林遣都、また監督には「ピカンチ」シリーズ('02年~)の脚本を手掛け、俳優としても活躍する河原雅彦が抜てきされた。
同作は、ゾンビの存在が日常化した日本が舞台。林遣都演じる赤羽晋助は、玉川区役所に勤務する公務員だが、他の課からワケありで異動させられた職員ばかりが集まる特別福祉課に配属されていた。特別福祉課は、ゾンビウイルスを保菌している住民または発症してゾンビ化した住民である“特定保険対象者”の管理・捕獲が主な業務内容。本当は虫も殺せない“超草食系男子”の晋助は、不本意な配属に加えてゾンビの捕獲件数も伸びない日々。どうにもやる気が起きないが、公務員という安定職も捨てきれないと葛藤する。そんな中で、アイドル並みの垢抜けたルックスを持ちながら、見た目とは裏腹な“超武闘派”の新人女子が配属され、晋助の日々が変わっていく…といった物語。
主演を務める林は、「出たかったテレビ東京の『ドラマ24』枠の主人公をやれることが、とてもうれしいです。それに加えて河原雅彦さんが演出をされると聞き、さらにテンションが上がりました。河原さんの下でやれることは、今の自分にとって大きなチャンスだと思っています。劇中では、自分がゾンビ化してしまうんじゃないかという不安を抱え、悩み苦しむ人たちを放っておけない晋助の根っこにある優しさをうまく表現したいです。また、“OF THE DEAD”とタイトルに付く作品はたくさんありますが、やるからには『“OF THE DEAD”といえば玉川区役所!』を目指して頑張りたいです!」と意気込みを語った。
また、監督の河原は「ゾンビ愛あふれる僕ですから、これまでにない世界観を発明しました。ゾンビ好きもそうでない人もとっても楽しめる青春ドラマとなっております。よろしくお願いしまーす」と自身の“ゾンビ愛”を込めたドラマをアピール。
最後に、浅野太プロデューサーは「テレビドラマでやれることはまだまだある! ということで、この10月で10年目に突入するドラマ24の記念すべき37作目は、“弱いゾンビを捕獲する区役所の職員”を描く前代未聞の『ホラー系ヒューマンコメディ』に挑戦します。野犬と同じくらいの存在感でしかない悲しきゾンビたちを、区民の通報で捕獲するイケてない主人公…という極めてユルイ世界からドラマは始まりますが、なんといってもテーマはゾンビ! “愛する人がゾンビになったら、あなたは手を下せますか?”そこにはゾンビ作品の王道をいく究極のヒューマンドラマが待っています。笑って見ていたはずが、いつの間にか深い心の葛藤に引きずり込まれる…笑いあり、涙あり、もちろん恐怖あり! そんな不思議な感覚をぜひ味わってほしいと思います。進化するゾンビたちにも注目です。全世界を巻き込んだゾンビブームの中、日本のテレビドラマがついに本格的なゾンビワールドに踏み込みます。人間の全ての感情が凝縮された、新感覚のエンターテイメントドラマにご期待ください」と見どころをコメントした。
10月スタート
毎週金曜夜0:12-0:52
テレビ東京系にて放送