吉高由里子 “花子さんに厳しいお言葉で採点してもらいたい” 「花子とアン」がクランクアップ!
NHK総合ほかで放送されている連続テレビ小説「花子とアン」が8月26日にクランクアップを迎え、撮影終了後に出演者、スタッフ一同が集まりセレモニーが行われた。セレモニーにはヒロインの村岡花子を演じた吉高由里子をはじめ、鈴木亮平、黒木華、土屋太鳳、賀来賢人、中島歩、高梨臨、仲間由紀恵らが登場し、約10カ月間にわたって行われた撮影をそれぞれ振り返った。
クランクアップを迎えた吉高は、「すごく素晴らしい現場にたずさわれて、本当に幸せな毎日でした。監督をはじめ、プロデューサーさんやキャストの皆さんやスタッフの皆さんが本当に大好きでした。仕事に行くのではなくて、皆の顔を見に現場に向かっていたような気がしていました。朝ドラのヒロインを二回やることもできないと思うし、その(ヒロインができた)現場が『花子とアン』ですごくよかったなと思っています」と撮影現場での思い出を喜びながらかみしめた。
一方、花子の腹心の友・宮本蓮子を演じた仲間は「私も胸がいっぱいで、終わってうれしいのか切ないのか、悲しいのかわからない感情です。きっと明日から胸にポッカリと穴が空いた感じになるんだろうなと思います。それくらい私も好きな現場でした」と語った。そして、吉高に対し「吉高ちゃんの腹心の友ですごくうれしかったです。本当によく頑張りましたね。10カ月の撮影って並ではないので、負けずにいつも前を向いて臨んでいた花ちゃんが、『この現場が本当に好きだった』という言葉を聞いてホッとしました」と頑張りをたたえた。また、自身が演じた蓮子について「私の中でも大きな役でした。今まで演じたことのない強い、つぶれない、前しか向いていない、そんな情熱的な役をできるんだろうかと不安に思っておりました。でも、吉高ちゃんも頑張っているんだから、頑張らなければと思い、毎日ちょっとずつ前に進んでおりました」と隠れた苦労を明かした。
さらに、花子の夫・村岡英治を演じた鈴木は「ぼくも由里ちゃんが以前、『ああ、私本当にこの現場が好きだ』と言っていた言葉を思い出しました。ぼくは吉高由里子さんほど現場に愛されている女優さんを知りません。それはみんなが、いつも明るい笑顔の裏で由里ちゃんが努力を重ねていることを知っていたからです。10カ月の間、体調をくずしたりとか大変な中でもそれを一切見せず、いつも笑顔で現場の雰囲気を一番に考えていた由里ちゃんを、人間としても女優さんとしても尊敬しています。最高の村岡花子さんだったと思います」と賛辞を送った。
セレモニー終了時、記者からの質問に応じた吉高は、演じた村岡花子について感想を聞かれると「村岡花子さんは逆に成仏できずにさまよってるんじゃないかという話をしていました(笑)。自分が死んだ後にストーリーにされたり、ラブレターを出されたりとか、ビックリしていると思います(笑)。花子さんに、『どうでしたか、私の花子は?』って聞いてみたいですね。厳しいお言葉で採点してもらいたいです」と思いを語った。
毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか
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