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「SWEET LOVE SHOWER 2014」Dragon Ashが入魂のパフォーマンスで観客を魅了!

2014/09/01 17:36

「フェスは誰のもんでもなくお前らのもんだぜ!」と言い放つDragon Ash
「フェスは誰のもんでもなくお前らのもんだぜ!」と言い放つDragon Ash

8月29日~31日にかけて、山梨・山中湖交流プラザきららにて行われたロックフェス「SWEET LOVE SHOWER 2014」。30日に行われた2日目の模様をリポートする。

2日目のLAKESIDE STAGEのトップバッターを飾るのはSiM。ボーカル・MAHが「俺たちが一番手に選ばれた意味、きょう一日のライブは俺たちにかかってると思ってます!」と早々に宣言したライブは、言葉通りの気合がみなぎるパフォーマンスを見せつけた。さらにはMAHのアジテーションに促されるまま、多くの観客がPAテントの周辺を全力で回り始める。初めて見る人には驚きの光景だが、「理解できない行動もあると思いますが、仲良くしてください!」(MAH)が語るように、彼らのライブ特有の楽しみ方を多くの観客が満喫していた。朝一番から、バンドも観客も大いに汗をかくスタートとなった。

Mt.FUJI STAGEではcoldrainが登場。SiMのライブ中、MAHがステージ上からエールを送るなど、関係性の深い両バンド。共にラウドロックを追い求め、切磋琢磨してきただけに、負けじと熱いパフォーマンスを展開する。ボーカル・Masatoの「暴れろ~!」という号令の下、客席前方では一糸乱れぬヘッドバンキングが行われた後、サークルモッシュに発展。クラウドサーフも続出するなど、観客同士が競うように楽しんでいた。

続いて登場したのはthe telephones。「(SWEET LOVE SHOWER出演)通算5回目、ミスター晴れバンド、埼玉県北浦和からやって来たthe telephonesです!」という石毛輝(Vo、Gt、Syn)のあいさつから、彼らの代名詞でもある“DISCO”を体現するダンサブルなナンバーを連発し、観客を踊らせていく。また、フェスを主催するSPACE SHOWER TVの25周年に際して、「昨日のandymoriのライブを見て、音楽っていいなと思ったけど、ただ音楽を作っているだけではダメで。それを人に伝えていかなくちゃいけないんですよね。SPACE SHOWER TVが音楽を伝えるってことを25年続けてきてくれて、心から感謝します」(石毛)とコメント。「でも、俺たちはバンドマンなので、言葉ではなく音楽で恩返ししようと思います!」(石毛)と締めくくり、いっそう熱いライブを展開した。

昼下がりのMt.FUJI STAGEに現れたのは怒髪天。冒頭からライブの定番曲「酒燃料驀進曲」を披露し、増子直純(Vo)は「飲んで飲んで飲みまくれ~!」と、好天に恵まれた中で観客にビールを勧めていく。「きょうは俺も楽しみなんですよ、山下達郎さん(のライブ)。達郎さんに『さよなら夏の日』なんて言われたら本当に夏が終わっちゃいそうですけど、そこは自分次第だから。『俺の夏は終わらない』って思ったら終わらないんだから!」(増子)という言葉に合わせ、「それでは夏の一大アンセムをやりましょうか」と始めたのは、夏フェスではおなじみとなった榊原郁恵「夏のお嬢さん」のカバー。原曲とは異なる男臭いアレンジに、観客も大いに沸く。

続いてLAKESIDE STAGEにDragon Ashの姿が。同フェスに久々の参戦となった彼らは、冒頭から「日はまたのぼりくりかえす」「Fantasista」と攻めのセットリストで挑み、早くも観客の盛り上がりはピークに。Kj(Vo、Gt)は「最初に出てた頃は、(フェス自体が)もっと爽やかな印象で、テレビに出てるような人たちが並んでるような感じだったけど、久々に出てみたらバックヤードでも出てるバンドみんな最高だし、何より来てるお前ら最高じゃねえか!」と、観客に熱い言葉を贈るが、「な~んちゃって(笑)」と恥ずかしそうに語り、笑いを誘っていた。

「百合の花咲く場所で」では、Kjに促された観客がフロアをかき分け、超巨大なサークル(人の輪)を形成。Kjが「ヤバくね?そこ。俺生まれてからそんなデカいサークル見たことねぇ!」と興奮気味に語るほどの巨大なサークルは、曲のサビで一気に中央を目がけてモッシュを開始。演奏後、「今の、みんながモッシュしてるのを滑稽に見えてる人もいるじゃん。相対的な数で言えば、お前らみたいに輪っか作ってモッシュしてるの滑稽に見えてる人が多いけど、俺は好きな音楽鳴らして、好きな音楽聴きに来てるヤツらがこうやって盛り上がって、いくつになってもユニークな生き方してるの素晴らしいと思います。本当にありがとう」と、観客への感謝を口にしたKjに、観客からも惜しみない拍手が。最後は「ロックバンド、Dragon Ashでした!」(Kj)と言い残し、ステージを後にした。

岸田繁(Vo、Gt)の「おはよう。元気?」の一言から始まったのは、Mt.FUJI STAGEのくるりのライブ。「お祭りワッショイ」では、岸田が「みんな夏休みにやり残したことはないか?」と観客に問いかけるも、「夏休みは終わります!」とバッサリ切り捨て笑いを誘う。さらに9月17日(水)に発売されるニューアルバム『THE PIER』からの楽曲「Liberty&Gravity」を披露すると「ごめんな知らん曲ばっかりやって。これがくるりやねん」と自虐のようなコメント。しかし、「山中湖で浮き上がってる人知ってる?あの、ジェット噴射みたいなので宙に浮くやつ。来年はアレやな(笑)」という言葉とともに、代表曲「東京」で締めくくった。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

「SPACE SHOWER TV 25TH ANNIVERSARY SWEET LOVE SHOWER 2014 Day1」
10月17日(金)夜8:00-11:00ほか
SPACE SHOWER TVにて放送

「SPACE SHOWER TV 25TH ANNIVERSARY SWEET LOVE SHOWER 2014 Day2」
10月18日(土)夜8:00-11:00ほか
SPACE SHOWER TVにて放送

「SPACE SHOWER TV 25TH ANNIVERSARY SWEET LOVE SHOWER 2014 Day3」
10月19日(日)夜8:00-11:00ほか
SPACE SHOWER TVにて放送

画像一覧
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  • 「フェスは誰のもんでもなくお前らのもんだぜ!」と言い放つDragon Ash
  • 【写真を見る】激しいパフォーマンスを披露したSiMは、ライブ中のペットボトルの投げ捨てなど、マナーについても言及した
  • SPACE SHOWER TVに対し、「音楽をあるべき形で見せてくれる唯一と言ってもいいチャンネルだと思います」と語った、coldrainのMasato
  • 「年を取っても、死ぬまでDISCOしようぜ!」と語ったthe telephones
  • 「さっきtelephonesの時、脇にあるトイレ行ってたら、もう便器がガックンガックン揺れて大変だったんだから!」と語り、笑いを誘った怒髪天
  • 「くるりは雨の歌が多くて、そういう曲やって雨降ると雨バンド呼ばわりされる」と悩み(?)を告白したくるり
  • LAKESIDE STAGEに登場した[Alexandros]

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