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「烈車戦隊トッキュウジャー」長濱慎『アドリブを狙う』

2014/11/12 12:14

「烈車戦隊トッキュウジャー」でトッキュウ6号・虹野明を演じる長濱慎
「烈車戦隊トッキュウジャー」でトッキュウ6号・虹野明を演じる長濱慎

テレビ朝日系で放送中の「烈車戦隊トッキュウジャー」(毎週日曜朝7:30-8:00)は、想像する力・イマジネーションを持つライトら6人の若者が、正義の烈車・レインボーラインの力でトッキュウジャーに変身。そして、ライトらの失った記憶と故郷を取り戻すため、世界を闇で包もうとする悪の烈車・シャドーラインに立ち向かう姿を描く。

元シャドーラインの住人でありながら、トッキュウ6号としてライトたちと共に戦う虹野明役・長濱慎にインタビュー。出演が決まった時の感想や共演者について、役を演じるにあたっての思いを聞いた。

■長濱慎 インタビュー

――6人目のトッキュウジャーとして出演が決まった時の心境を教えてください。また、すでに5人でトッキュウジャーとして出来上がっている中に入っていく不安などはありませんでしたか?

出演が決まった時はうれしかったです。戦隊シリーズや仮面ライダーシリーズへの出演は、役者を目指すと決めた時の目標の一つだったので「かなっちゃった!」と驚きました。連続ドラマは初出演で、台本の読み方も分からなくて不安はありました。でも、トカッチ役の平牧(仁)くんとは以前からの友人で、いろいろ教えてくれたり、5人との最初の顔合わせの時もご飯に誘ってくれたりしたので、みんなとはすんなり打ち解けられました。

――連続ドラマは初めてということですが、役作りや演じるにあたって意識していることはありますか?

僕が演じる明は、敵の怪人が寝返ってヒーローになるという複雑な役なので、怪人の気持ちや寝返るという気持ちが分からず、苦労しました。それに、ネガティブな明に対して、僕はどちらかというとポジティブなので、考え方を理解するのが難しかったですね。監督や脚本家の方にはキャラクターについて相談し、先輩にあたるゼット役の大口(兼悟)さんには、ヒーローの演技についてアドバイスを頂きました。

――具体的には、どんなアドバイスだったんですか?

「多少オーバーでも、そのキャラクターが伝わるように演じる」ですね。普通のドラマであれば、自然体な演技が良いと思いますが、ヒーローは感情や演技の振り幅を大げさなくらいに表現した方が伝わるんじゃないかと。元怪人というキャラクターなので、普通の人が持っている常識は持っていないんだということを意識して演じています。例えば、クラッカーを鳴らすシーンがあって、怪人はクラッカーがどんなものか知らないだろうと考え、鳴らした本人が一番びっくりするような演技をしました。

――では、共演者の方や収録の雰囲気はいかがでしたか?

シリアスな回はみんな集中して収録に臨みますが、お笑い回は休憩中も和気あいあいとした雰囲気で過ごしていますね。自分が前に出る回や後ろでみんなと何かやっているシーンとかはアドリブを入れたりして、何かしてやろうと狙っています(笑)。明が猫をかわいがるシーンでは、脚本の方はもっと爽やかな明をイメージして書いていたと思うのですが、台本を読んで自分なりに考えた結果、収録ではギャップを見せたくて少しバカっぽくなるよう演じました。

――アドリブを入れて逆に撮り直しになったり、他の共演者の方もアドリブで演技されたりするんですか?

撮り直しになったこともあります。トカッチの変身時に、平牧くんが毎回せりふをアドリブで入れているんです。それが格好いいなと思って、自分の変身の時にも入れたら「トッカチだけで良いよ」って(苦笑)。あと、基本の会話は監督が段取りを決めていくんですが、それ以外の会話は自分たちで考えて入れることもあります。監督から台本にないせりふを現場で「入れようか」と言われることもありますね。

――その場でアドリブを合わせるのは難しそうですね。信頼関係を築いているからできることだと思いますが、プライベートでも出掛けたりすることはありますか?

最近はないですが、ご飯にはよく行きましたね。一度、大口さんも含めた男5人でテーマパークへ遊びに行ったことがあります。みんなでおそろいの物を買おうと盛り上がったり、とても目立ちましたが、楽しかったです!

――とても楽しそうですね!トッキュウジャーに出演されるようになって、周囲の反応や環境が変わったなと感じることはありますか?

子供たちに気付かれることが増えましたね。特に変化があったのが、おいっ子の反応です。トッキュウジャーの大ファンで、自慢のおじさんになりました(笑)。出演すると伝えてなかったので、初めての放送後すぐに電話が掛かってきて「見たんですけど、テレビ出てました?」って。それまで敬語とか使ったことなかったので、かわいかったですね!

――それでは、ファンの方へのメッセージや今後の見どころをお願いします。

シリアスなところはシリアスに、面白いところは面白くというふうに振り幅が大きいので、その回ごとの違いを楽しめる作品だと思います。今後はドラマチックな展開が多くなって、泣けるシーンも出てきます。伏線になっていたことが分かってくるので、最初に戻って見ていただくと、「そういうことだったのか」と分かってまた楽しめると思います。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

「烈車戦隊トッキュウジャー」
毎週日曜朝7:30-8:00
テレビ朝日系にて放送

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