モー娘。のオーディションは子どもの方が有利!? 新垣里沙「今思えば12歳でよかった」
元モーニング娘。のリーダー・新垣里沙が主演を務める映画「ブラック・フィルム」の完成披露上映イベントが、12月20日に都内で行われ、舞台あいさつに新垣と荻島達也監督が登壇。
同作品は、人間の嫉妬心から渦巻く怪奇な現象を描いたサイコホラー。新垣は、女優を目指して映画のオーディションに臨むも、ワークショップ中にオーディションメンバーから嫌がらせを受けて自ら命を絶ってしまい、その恨みから出演者たちに復讐していくという役どころを演じる。
舞台あいさつに登壇した2人は、「ホラー作品なのですが、その中にもほっこりとした家族愛や人間味あふれる部分もたくさん入っていますので、そういう部分も併せて楽しんでいただけたらと思います」(新垣)、「途中で演歌が流れてくるのですが、びっくりすると思いますけどそこは楽しんでもらって大丈夫です(笑)」(荻島監督)と、それぞれ見どころを語った。
また、マスコミ向けの囲み取材では、新垣が「生きていた普通の女の子の時と復讐する時の差をつけるように意識して演じました。脅かす側を演じるのは初めてだったので、『どうやったら人は驚くのだろう』と常に考えながら役作りをしました」と告白。そんな新垣について荻島監督は「舞台もやってらっしゃるだけあって、撮影期間中ずっと集中が途切れないのでとてもやりやすかったです」と絶賛していた。
そんな中、「オーディションという設定ですが、オーディションは得意ですか?」という質問を受けた新垣は、「私がモーニング娘。のオーディションを受けた時は12歳だったのですが、今思えば12歳でよかったなと思いますね。ただただ『モーニング娘。が好きだから!』という気持ちだけでいけたので」と明かし、「オーディションでは、参加した全員がストレートに自分を出して挑んでいたので、この作品のようなことは一切ありませんでしたけど(笑)」と話して笑いを誘った。
最後に、「家族の温かさもたくさん含まれている作品なので、怖さで冷や冷やしながらもそういう部分でも楽しんでいただけたらと思います」(新垣)、「いい人でも欲や嫉妬によって変わってしまうという“負の感情”の怖さを感じていただけたら。いままでのホラーとは違った人間のドラマ性にもご注目ください!」(荻島監督)とそれぞれアピールした。
2015年1月24日(土)より東京・ユーロスペースほか全国で順次公開