遠藤憲一らが違法配信撲滅を訴え!“それ、違法です”
1月21日に東京都内で行われた、放送番組の違法アップロード撲滅を啓発する「それ、違法です。~放送番組の違法配信撲滅キャンペーン~」の記者会見に、日本民間放送連盟(民放連)の井上弘会長、亀山千広知財委員長、そして啓発スポットに出演する遠藤憲一らが登場した。
近年、放送番組を権利者の許諾なくインターネット上にアップロードし、公開する“違法アップロード”が横行し問題になっている。少なからず放送事業への影響があるとして、民放連は違法配信対策を講じるべく、同キャンペーンを実施することに。キャンペーンの一環として、啓発スポットを制作し、全国の民放各局で放送することで「違法アップロードを知りながら軽い気持ちで行っている人、および違法行為であることを知らずに行っている人への啓発」、そして「違法アップロードされた動画を見ている人たちへの違法性の認知」の向上を狙っているという。
亀山委員長は「これは甚大な問題。違法であることを訴えていくことが何よりもわれわれメディアの使命。違法なんだということをどれだけ伝えることができるのか」と熱く語る。また、井上会長も「われわれとしても非常に頭が痛い状態。しっかりと撲滅に向けて取り組んでいきたい」と確固たる態度を示した。
また、遠藤は啓発スポットで違法アップロードをした犯人たちを取り調べる刑事を熱演。しかし遠藤は「普段、パソコンをやらないので、話をもらってまず『アップロードって何?』っていうところから始まりました」と意外な事実を告白。さらに「過去にどこかの店で若い頃の(自分が出演している)作品を見せられたこともある」と明かし、「俺は喜んでいたけど、そういうのが違法だって分かって(キャンペーンに)参加した。制作サイドが目いっぱいで作ったものが簡単に見られるようになったら、作り手たちもかわいそう。流す気持ちも分かるけど、ルール作りは必要」と訴えた。
啓発スポットは、全国の民放各局やウェブ上で1月22日(木)昼3時から3月31日(火)まで放送される。テレビでは、同キャンペーンの趣旨に照らして周知効果の高いと思われる時間帯に啓発スポットを放送することで効果を狙うという。