「スペシャリスト3」放送!草なぎ剛の素顔が明らかに
'13年に第1弾が放送された草なぎ剛主演の刑事ドラマ「スペシャリスト」(テレビ朝日系)。2月28日(土)夜9時から第3弾となる「スペシャリスト3」が放送される。
冤罪事件で10年間服役したことで、犯罪者の心理を知り尽くす「スペシャリスト」となった宅間(草なぎ)が、その能力を生かし事件に挑む姿を描いていく。
草なぎの初の刑事役ということでも話題となった本作。プロデューサーの船津浩一氏は「最初のときは事件を解決していく主人公ということで、せりふの量の多さにびっくりされて悪戦苦闘してましたね。でも、今では楽しんで見えます」と振り返る。
ついに宅間の冤罪事件に触れていく今作では、宅間の人間性が見える一面も。
「パート3では宅間にふりかかっている事件なので、パート1、2に比べて宅間の弱さや人間性が出てきます。草なぎさんも演じ甲斐があったと言ってましたね」(船津P)。
過去作とは違った表情を見せる宅間を演じる草なぎの演技を間近で見ていた船津氏は圧倒されたという。
「最初の方の宅間と、犯人と対峙(たいじ)するような緊張した部分では、ガラッと変わるんですよ。月並みな言葉ですけど、『何てこの人は演技がうまいんだろう』って思いました。すごく計算して演じてますね。最初のシーンの宅間は、冤罪事件が関わっている事を知らないのでひょうひょうとしているんですけど、ラストシーンの宅間は全く違っていて。私はストーリーを知っていて、草なぎさんの演技を見ているのに固唾(かたず)を飲んでいました」
そんなクライマックスシーンでは、時間との闘いもあり、草なぎと南がスタッフをあおる一面も。
「クライマックスの屋上のシーンは、朝6時くらいから夕方の6時までずーっと屋上で撮影してたんですよ(笑)。天気は素晴らしかったんですけど、分量が多かったので、日が落ちるのと時間の闘いになって、草なぎさんと南さんが『早くしないと日が落ちちゃうよ!』って現場をあおってましたね(笑)。最後、撮影が終わった後に草なぎさんが『今までいろんな撮影をしてきたけど、こんなに屋上にいたのは人生で初めてだ』って言ってました(笑)」
パート1、2は冬の京都での撮影だったが、今作は10月に撮影を行った。
「台風が2、3回来たんですけど、うまくよけられるスケジュールだったので順調に撮影は進みました。あまりにも綺麗に台風を避けれたので、草なぎさんも『運が強いな』と(笑)。本当にそう思います」
和やかに進んだ撮影だが、今回は、宅間が広報課時代に作ったフィギュア「キョートマン7」が鍵となる連続殺人事件が発生。その事件に、宅間の相棒である千波(南果歩)の夫が殺された過去の事件の関連も発覚し、さらに宅間の冤罪事件の真相も明かされる…という怒濤の展開を見せる。パワーアップしたストーリーにも注目だ。
2月28日(土)夜9:00-11:06
テレビ朝日系にて放送
脚本=戸田山雅司
演出=七高剛
出演=草なぎ剛、南果歩、芦名星、佐戸井けん太、要潤、上川隆也、平岡祐太、江波杏子、大杉漣ほか