羽生結弦初出場 フィギュア国別対抗戦の代表選手発表
4月16日(木)に開幕する「世界フィギュアスケート国別対抗戦2015」の記者会見が東京・六本木のテレビ朝日本社で行われ、日本代表選手が発表された。
「世界フィギュアスケート国別対抗戦」は、世界の上位6カ国が団体戦で争う大会。'09年に初開催され、'12年、'13年に行われ、ことしが4回目の開催となる。
個人種目がメーンのフィギュアスケートだが、団体戦も'14年のソチ五輪から正式種目として採用されている。
発表された日本代表出場選手は、男子シングルの羽生結弦、無良崇人、女子シングルの村上佳菜子、宮原知子、ペアの古賀亜美、フランシス・ブドローオデ組、アイスダンスのキャシー・リード、クリス・リード組。
会見には、羽生、無良、村上、宮原の4人と、メーンキャスターの松岡修造、特別解説の荒川静香、解説の織田信成が登壇した。
先日の世界選手権で銀メダルを獲得した羽生、宮原をはじめ選手たちが登場すると、集まったファンからは割れんばかりの拍手が。
そんな中、日本スケート連盟のフィギュア部長・伊藤秀仁氏からの発表で、日本チームのキャプテンを最年長の無良が務めることが明らかに。これは無良自身も初耳だったようで、「羽生じゃないの!?」と驚いた様子を見せていた。
そんな、無良は「キャプテンという重要な役目を任せていただいて、光栄な分、不安な面もあるんですが、チーム一丸となって最後の最後まで全力で滑り切れれば、優勝という二文字も見えてくるかなと思うので、しっかり滑り切りたいです」とコメント。
また、団体戦については「リンクサイドに仲間がいるというのは応援になりますし、後押ししてもらえるという感じがします。前回大会では、自分自身も内容が良くなかったですし、結果も3位というものでした。また、世界選手権でのふがいない演技を見せてしまったので、両方の意味で“リベンジ”したい」と意気込んだ。
'12年の国別対抗戦に出場し、優勝を経験した村上は「前回は、ショートは貢献できたんですが、フリーでかなり足を引っ張ってしまったので、今回は両方ちゃんといい点数をそろえたい」と語った。
解説の織田は「“選手同士で応援し合う”というのが一番パワーになるのは、村上選手じゃないかと見ている」と活躍に期待していた。
続いて、松岡から話を向けられたのは宮原。「こういう(会見の)場は好きですか?」という問いに「緊張しています」と答えていたが、大会については「初出場で最年少なので、しっかりチームに貢献したいです」とアピールした。
荒川は、世界選手権での姿に触れ、「にっこりして演技に向かった時に、自信が出てきたんだなと思いました」と宮原の成長に太鼓判を押していた。
ソチ五輪で団体戦を経験しているものの、国別対抗戦は初出場の羽生は「試合の時は一人で閉じこもるタイプなので、(団体戦で)どういう風にやっていくかという不安はあります」と告白。
松岡が「やはり、試合前は普段通りがいいですか?」と尋ねると、「間違いなく。チーム戦といえども、演技をするのは一人なので、一人一人の実力を出すことが、チームのいい結果につながる。だから、僕は僕なりのやり方をやっていきたいと思います」と冷静に話した。
一方で、「せっかくシーズン最後に、日本でやらせていただくので(頑張りたい)。団体戦は、自分の演技が“チームJAPAN”のためになるという普通とは違う感覚。“チームに貢献できた喜び”を味わうためには、また強くならなくてはいけないなと思っています」と力強く語った。
「男女ショートプログラブほか」
4月16日(木)
夜6:30-9:00
※一部地域では放送時間が異なる
「男子フリーほか」
4月17日(金)
夜8:00-9:54
※一部地域では放送時間が異なる
「女子フリーほか」
4月18日(土)
夜6:30-8:54
「エキシビジョン」
4月19日(日)
夜6:57-8:54
テレビ朝日系にて放送