「マッサン」のヒロインがセクシーな悪女に!
ブロードウェーミュージカル「シカゴ」の記者会見が4月8日に都内で行われ、主演を務めるシャーロット・ケイト・フォックスが出席した。
シャーロットは昨年9月からことし3月まで放送された連続テレビ小説「マッサン」(NHK総合ほか)でヒロイン・エリーを演じ、日本でも注目されている女優の一人。そんな彼女がことし10月、「シカゴ」でブロードウェーデビューを果たす。さらに、日本でも12月に公演が予定されている。
「シカゴ」はブロードウェー歴代2位のロングランミュージカル。夜の街にジャズの音色が響きマフィアが暗躍する1920年代、禁酒法時代のアメリカ・イリノイ州シカゴを舞台に描く。シャーロットは、欲望のためには手段を選ばないが、なぜか憎めない小悪魔のようなロキシー・ハートを演じる。
ブロードウェーデビューが決まったシャーロットは、「夢みたい! すごく不思議な感じです。主演が決まった時はちょっと胃が上がって気持ち悪くなりました。なぜならブロードウェーに出ることはとても大きなことで、私の頭の片隅にいる小さな人が、『おまえにできるわけない。力不足だ』と悪いことばかりをささやくんです。でも、その小さな人に負けないように頑張ろうと思います」とコメント。
また、自身が演じるロキシーについては、「みんなはロキシーのことを小悪魔だとか悪い女だと思っているけど、私は4歳の子供みたいだと思います。邪悪な意図はなく、自分の世界を持っていてその中で生きている人かなと。彼女はいっぱいお酒も飲むし、いろいろな人と寝てしまうけど、それはいい体感が得られたり、その時に愛されていると実感できるからだと思います」と持論を明かした。
12月には日本でも公演することについて聞くと、「私は興奮しています。第一の故郷から第二の故郷に舞台を持ってこられることは本当に幸せです。ロキシーは(「マッサン」で演じた)エリーとは違う女性だけど、エリーと同じくらいの喜びをもたらす役なので、ぜひ楽しんでほしいです」と笑顔で語った。
会場=東京・東急シアターオーブ
日程=12月4日(金)~23日(水・祝)