上川隆也もベタぼれ「遺留捜査」最新作に福くんが登場
事件現場に残された“遺留品”や被害者が残した“被害品”が持つ意味を徹底的に探り、声なき遺体が訴えたかったメッセージを代弁する上川隆也の主演ドラマ「遺留捜査」シリーズの最新作が5月17日(日)に放送されることが分かった。
約7カ月ぶりの復活となるSPドラマ第4弾について、上川は「前作から間が空いたという感覚すら希薄なまま、いつものようにごく自然に糸村(上川)が目を覚ましクランクインの日を迎えました。子供ながらに、きっといろんなことが見えているのに、それを心の中に閉じ込めておかなければならない光太(鈴木福)と大人なのにどこか子供のような糸村。2人のコントラストが色よく画面に表れてくれればいいなと思います」と、自身の“代表作”の復活を喜んだ。
同作は、上川演じる主人公の刑事・糸村が事件そのものを解決するだけでなく、遺族の心情をも救う優しさと、超マイペースで空気を読まない不思議キャラで視聴者をとりこにしてきた人気ドラマ。
これまで連続ドラマを3クール、SPドラマを3作品放送してきた。約7カ月ぶりの新作となる本作で上川は人気子役・福くんと初共演を果たす。
今回の物語は、糸村が参加したパーティーの会場で、国土交通大臣の孫・光太(鈴木)が何者かに誘拐されるところから始まる。
状況が二転三転していく誘拐事件の中、糸村は光太が大切にしていた“黒いヒーローのフィギュア”が気になり、単独捜査を開始するというもの。
もちろん“泣ける刑事ドラマ”という「遺留捜査」ならではの持ち味は今回も健在。特にクライマックスのシーンでは、上川も胸を打たれ感動を抑えることができなかったという。
上川は「福くんのお芝居に舌を巻きました。共演者、スタッフも含め、全員が福くんに完全にやられました!」と、興奮気味に撮影を振り返った。
一方、福くんも「台本に難しい言葉が出てきたりして、分かんないなと思ってたら、上川さんが説明してくれて、すごいなって思いました。本番前はちゃんと泣けるかなって心配したりもしたけど、上川さんたちのおかげで大丈夫でした!」と、笑顔で撮影秘話を明かした。
互いにリスペクトし合う2世代の“演技派俳優”が、支え合って生み出した涙の名シーンは一見の価値がありそう。
また、上川は撮影合間も「仮面ライダードライブ」のチェイスが好きだという福くんと一緒に“仮面ライダー談議”で盛り上がるなど、すっかり意気投合。
子供たちを中心に大人気の8.6秒バズーカーやクマムシら、お笑い芸人の話にも花が咲き、即興で「ラッスンゴレライ」などのネタも2人でまねしていたという。
そんな普段からの親密な交流も功を奏し、芝居中のコンビネーションは終始バッチリ。時に笑いを、時に涙を誘う糸村と光太の絶妙なやりとりは、この2人だからこそ織りなすことができたと言っても過言ではない。“5月病”も吹き飛ばす痛快なこの物語を見れば、心の中に“感動という名の遺留品”が残りそうだ。
5月17日(日)夜9:00-11:10
テレビ朝日系で放送