「天使と悪魔」敏腕秘書役・中村静香天使なところは?
【「天使と悪魔」敏腕秘書役・中村静香は女子力高め?、より続く】
――タイトルの「天使と悪魔」にちなみ、中村さんご自身の中で私のここが“天使”です、という部分と“悪魔”です、という部分があれば教えてください。
ええ~!?(笑)私、割と天使なところはいっぱいありますよ(笑)。強いて一つ挙げるとしたら「人を喜ばせること」が好きです。私、パン教室に通っているのですが、お世話になっている方にパンの差し入れをしたくなります。
趣味の延長で“ブレッドライセンス”というのも取ったんですが、それはパン屋さんを開業できるくらいのちゃんとした資格なんです。資格を取るきっかけは手作りのパンを作ってみんなを喜ばせたい、という単純なことだったりするんですけど、まさに「好きこそ物の上手なれ」ですね。
でも、難点がオーブンレンジの鉄板に最大8個くらいしか乗らないことです。だから雑誌の取材など、単発で終わる現場にしか差し入れできておらず、大所帯で行われるドラマの撮影とかには持って行きたくても持って行けていないんですよ。なので差し入れしたいのですが、結局まだこの現場には差し入れできていません。
――なるほど。では、悪魔なところはありますか?(笑)
そうですねぇ。結構これからの時期は、日焼けが気になるところですが、1日1本くらいのペースで日焼け止めを使ってしまいます。そうすると、お風呂で洗っても日焼け止めがなかなか落ちないんですよ。
ボディーソープをたっぷり使ったとしても。その強力な日焼け止めを毎日落とすために乾燥させるんですけど、その乾燥対策を怠りがちです。加湿器を付け忘れるとか、お風呂上がりに保湿しないとか。
乾燥肌なのに保湿ケアが足りていないところとか、人に対して悪魔なところというよりは自分に対して悪魔なんです。あ! あと仕事終わりのビールをやめないところが悪魔かな(笑)。誰かに止められているわけではないんですけど、仕事の前日は飲まないようにしています。
でも、休みの前日になると確実に飲んじゃうんですよ。どなたか二日酔いにならない魔法の薬があったら教えてください!(笑)
――そしてこのドラマは人を信じ過ぎる警察官と信じない弁護士のタッグですが、中村さんはどちらかと言えばどちらのタイプですか?
自分で言うのも何ですが、天使のような警察官の方に近いと思います。何でも疑わずについつい信じてしまいます。私は京都出身なので「京都人は腹黒い!」とか、「言葉で言っているのと裏のことを心の中で思っているでしょ?」と言われ続けてきたんですけど、全然そんなことはないんです。
京都人らしからぬ、素直に言葉を受け取っちゃうタイプみたいで、過去にも「さっきのはイヤミで言われたことだよ」って言われたことがありました。お世辞で言われたことをイヤミとも気付かずにそのまま褒め言葉として受け取ってしまったみたいで。
でも、ノンストレスで生きられているからそれでもいいかなと思います。もちろん人間だから疑う心もあるにはあるんですけど、毎回疑っていたらキリがないし、自分の心が黒くなるだけなので、笑って受け流せるくらいの寛大さがあっていいかなと思っています。
――このドラマのキーワードである“司法取引”について。その是非はともかくとして、中村さんは理解できますか?
難しい質問ですね。でも、普通に起きている事件だったら賛否両論あるのかもしれませんが、このドラマで扱っているのは未解決事件ですから。パッと思い返したら世の中にあふれる未解決事件は多々ありますが、未解決のままより解決してちゃんと犯人を捕まえることが遺族の方にとっては一番良いですもんね。
未解決だと家族もモヤモヤしますし、実際にアメリカなどでは司法取引も始まっているようですから。賛否両論あるのは当然ですが、私はどちらかと言えば賛成派です。
――では、最後に見どころを教えてください。
私が演じる茜としては、頭のテッペンから爪の先までスタッフさんのこだわりが詰まったトータルコーディネートに注目してほしいです。それを完璧に着こなせられるように頑張ります。茜は敏腕秘書に徹しながらもちゃんと女性らしさを忘れていない、誰もが理想とするような女性だと思うので、ハードルは高いです。
私は人の一歩後ろくらいを歩いている人間ですから(笑)。これからは先ほども言ったように、二歩先くらいを目指してお芝居を頑張りたいと思います。
そして、ドラマの本筋では未解決の真相に迫っていくところに最終的に“司法取引”というものが出てきて、毎回とてもドキドキする展開が待っていますので、皆さんにもドキドキしながらドラマを見てほしいです。1話完結なので見やすいですし、楽しんで見てください。
毎週金曜夜11:15-0:15
テレビ朝日系で放送
※一部地域では放送時間が異なる