桜庭和志がエール「空手でぜひ勝ってほしい」
新日本プロレスに参戦中の総合格闘家・桜庭和志が4月16日、インターネット配信番組「WOWOWぷらすと UFC井戸端会議 出張版」に出演した。
「WOWOWぷらすと」は各分野で一家言を持つ論客を招き、映画、音楽、アニメ、スポーツ、さらには時事的な話題まで、深堀りトークをする知的エンターテインメント番組。今回はスペシャル版として、WOWOW UFC解説者を務める高阪剛が主宰するジム「ALLIANCE」にて、古坂大魔王、UFCファイターの菊野克紀とともに「必殺技」をテーマに語りつくした。
収録日は同ジム設立の10周年記念日ということで、ファン公開形式で行なわれ、当時PRIDEに出場していた桜庭、高阪の当時のエピソード、舞台裏のぶっちゃけ話に、会場は大盛り上がり。細かい技術解説、空手のミット打ちなど各々の持つ必殺技の実演では、大きなどよめきが起こった。
イベント終了後に報道陣の取材に応えた桜庭は、4月26日(日)の「UFC186」でフライ級タイトルマッチに挑む堀口恭司について言及。堀口は空手をベースに総合格闘技15勝1敗、UFC4戦全勝でタイトル挑戦にこぎ着けた。24歳ながら日本格闘技界のエースと呼べる存在だ。
「正直、最近の格闘技はよく見てないんですが(笑)、UFCのタイトルに挑戦することはすごいと思う。日本人でUFCの王者はまだいないので悔しいと思っていた。高阪さんの話を聞く限り、勝つ可能性はあると思う」とコメント。
PRIDEでの活躍がクローズアップされる桜庭だが、'97年に「UFC Japan」のヘビー級トーナメント優勝の実績を持つ。八角形の金網(オクタゴン)で行なわれるUFCにおいても先駆者といえるが、「堀口選手の方が金網での実績はあると思うし、僕がどうこう言えることはない。えーっと、まあ頑張ってください(笑)」と、桜庭なりのエールを送った。
UFCのタイトルマッチは5分、5Rの長丁場。王者のデメトリアス・ジョンソンはこれまで上位ランカーをほぼ全員返り討ちにし、長期政権を築く絶対王者だ。厳しい戦いになることが予想されるが、「相手は強いと思うけど、空手は読めないと思う。タイトルマッチを意識するとどうしても固くなるので、何も考えずに戦ってほしい」と、日本人初のUFC王者誕生に期待を寄せた。
4月26日(日)朝11:00
WOWOWライブにて生中継
収録場所:カナダ・ケベック州モントリオール ベル・センター
ゲスト:玉袋筋太郎(浅草キッド)
解説:高阪剛、堀江ガンツ
実況:高柳謙一、西達彦
進行:荻野仁美
対戦カード:フライ級タイトルマッチ=デメトリアス・ジョンソン × 堀口恭司
ミドル級=マイケル・ビスピン × CB・ダラウェイ
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