「戦う!書店ガール」出演中の注目俳優・足立理を直撃
毎週火曜に放送中の渡辺麻友(AKB48)・稲森いずみのW主演ドラマ「戦う!書店ガール」(フジテレビ系)で、理子(稲森)行きつけの沖縄料理店「わらゆん」のアルバイト店員・飯野隆史役で出演している足立理に直撃。
――沖縄料理のお店で働く威勢のいいキャラクターですね。
“書店ガール”って文系ですよね、そういう人たちが仕事終わりに飲みに来たとき、別の明るい時間があったらいいなと思って演じています。お店の常連である理子さんは、仕事に対して本気で悩んで思い詰めているときもあると思うので、仕事とは無関係のちょっと面白い人と接するのもいいのかなと思っています。
――息抜きというか「わらゆん」の場面だけ、見ている側としても落ちつけるというか一息つけるような雰囲気ですが、友達や周りの反響はいかがですか?
役者友達とよく飲むんですけど「絶妙に気持ち悪いね」という褒め言葉をもらいました(笑)。
――それって褒めてますか?(笑)
「もうちょっと普通に、ばかっぽく演じられる役なのに、気持ち悪さが面白いね」って。本当にばかなのではなく、ばかを演じてるというか、それが居酒屋のバイトとして明るくしているっていう風に見えたらいいのかなって思っていたので、自分にとっては褒め言葉でしたね。
――確かに店長(マキタスポーツ)から「空気読めねぇな」って言われたり、理子さんたちの飲み会の席に座って乾杯してたりとか、「なんでこんなとこにいるんだ」っていうシーンもありますよね。
すごくいい役をいただいたなと思ってます。マキタさんとは言葉じゃなく雰囲気で、アドリブで「飯野~」とか言ってくれるんで、そういう空気作りは先輩が作ってくださるのでやりやすいなぁと思って。楽しんでやらせていただいています!
――せりふはない中でも、理子さんが演じている後ろの方で店員として何かを運んだりと、すごく自然な演技をされていますが、参考にしたことなどはありますか?
以前からウエーターという職業に興味があって。需要と供給の間を往復するじゃないですか、その時に自分というものを出さずに、ウエーターとして動いているのがプロのウエーターで、接客業だなって思うんですよね。でも飯野はちょっと抜けてるので、そこは自分らしさが少し出ればいいなと思ってます。
――稲森さんの印象はいかがですか?
せりふがその言葉通りってだけじゃないというか…。僕はせりふが与えられたら、そのせりふを伝えようと、言葉の意味合いを求めてしまうんですけど、稲森さんは言葉通りのせりふではないときもあって、見てて感動したり、すごいなぁって思ってます。それに稲森さん寡黙な方なので、寡黙な女性っていいなと思って。
――にぎやかな人よりもおとなしい方がタイプ?
タイプといえばタイプですね。発散しているよりも蓄積している人の方が魅力を感じるし、寡黙な女性に引かれますね。
――舞台でもある本屋さんへはよく行きますか?
去年は図書館によく行ってました。純文学が好きで川端康成とか最近だとカズオ・イシグロさんとか好きで。去年ずっと活字を読んでいたら、久々に会った監督さんとかに「おまえ性格悪くなったな」とか言われて、最近はもう本読まないようにしているくらいです(笑)
――好きな本屋さんの雰囲気はありますか?
雰囲気というか、あまり皆さんさんなじみがないと思うのですが、純文学のほかに戯曲も好きなんです。戯曲をあさるときは新宿の紀伊國屋書店に行ったりして。1話で渡辺麻友さんが本を飾るシーンがありましたよね? 自分もそれやったことあるなって思いました(笑)
――最終回に向けて「飯野のここを見てほしい」という足立さん的見どころと、こんなシーンがあればいいなと思うことを教えてください。
飯野に関しては、自分でも最後まで期待して、頑張ります。最終的には店長と一緒に「わらゆん」を出たいですね。あの空間を飛び出して、外へ出たとき店長と僕の二人のドラマが動くわけですから。楽しみというか、期待したいです!
毎週火曜夜10:00-10:54
フジテレビ系で放送