「新宿スワン」が「シンデレラ」の魔法を解き首位に!
全国320スクリーンで公開された園子温監督、綾野剛主演の映画「新宿スワン」が5月30日、31日の土日2日間で動員17万5337人、興収2億5232万4500円を記録し、初登場1位になったことが分かった。前週まで5週連続で1位を獲得していた「シンデレラ」を破り、国内トップに君臨した。(興行通信社調べ)
「新宿スワン」は、「ヤングマガジン」で連載された和久井健氏の同名人気コミックの実写映画化で、新宿歌舞伎町で繰り広げられるスカウトマンたちの争いを描く。
出演は綾野の他、山田孝之、伊勢谷友介、沢尻エリカ、金子ノブアキら。「クローズ」シリーズを手掛けた山本又一朗氏がプロデュースを担当し、脚本を人気放送作家の鈴木おさむが担当している。
そして、公開6週目に突入したディズニー映画「シンデレラ」は、惜しくも2位に後退したが依然好調をキープ。累計動員400万人、累計興収50億円突破も目前となっている。
惜しくもトップ10入りを逃したが、河瀬直美監督最新作「あん」が11位に初登場。ドリアン助川原作の同名小説を映画化した人生ドラマ。千太郎が雇われ店長として働くどら焼き店に、ある日老女が雇ってほしいとやってくる。彼女が作る粒あんが評判を呼び店は繁盛するが、心ないうわさが彼らの運命を大きく変える。老女を樹木希林、千太郎を永瀬正敏が演じている。
“シンデレラの魔法”を解いたのは、夜の12時以降にも活躍する新宿の男たち。好調の日本映画を支える若き名優たちの活躍に今後も期待したい。