小池里奈「ウエディングドレスを着たいです!」
6月6日から全国で順次公開がスタートした映画「ハッピーランディング」の公開記念イベントが同日、東京・二子玉川の「iTSCOM STUDIO & HALL二子玉川ライズ」で行われ、統括を務め自らも出演した長嶋一茂、出演者である長谷川初範、南圭介、小池里奈、高木心平、ドロンズ石本が登壇した。
「ハッピーランディング」は「結婚」をテーマに、結婚に否定的なカップル、念願の結婚を目前に空回りする女性、プロポーズをするも断られてしまう離婚歴ありの男性、離婚の危機を迎えた夫婦など、それぞれにさまざまな思いと悩みを抱えた7組の男女が織りなすウエディング・ストーリー。
イベント会場には、劇中で使用されたウエディングドレスが展示され、大勢の人たちが眺めていた。
また、新時代の高画質技術である4Kで撮影され、現在「ハッピーランディング」公式サイトで公開中のスピンオフムービーも会場内で4Kで上映。これは本編の1年半前の出来事を描いたもので、登場人物たちの関係性がより詳しく分かる内容となっている。
最初のトークショーには長嶋と長谷川が登場。'08年に企画・製作・主演を務めた映画「ポストマン」に続き、今回がプロデュース2作目となる長嶋は「初めて映画を作った前作とは違い、今回の作品は気持ちを楽にしてすごく楽しみながら作りました。そんなほのぼのとした雰囲気が出ていればうれしい」と明かす。
子供のころに見た「タワーリング・インフェルノ」('74)や「ジョーズ」('75)に憧れて映画に興味を持ち、それ以来、大の映画好きになったという長嶋は「今回の作品が完成したのは優秀なスタッフのおかげ。自分はこれからは好きなことだけをやっていきたい」とマイペースに抱負を語った。
そして長嶋と交流が深く、7つのストーリーの中の“空回りする花嫁と絡まない花婿”に花婿の父親役で出演している長谷川は「(役者として)細かいことをやらないというのは、実は難しいこと。それを自然にできている長嶋はしっかり前を見て生きてきた人だと感じる」と長嶋を賞賛した。
「この作品は7つのストーリーが最後に見事に交差する群像劇。ぜひ劇場で見てください」と、集まった人たちに映画の見どころをPRした。
その後、スピンオフムービーの上映を挟んで行われたトークショーの第2部には南、小池、高木、石本が登場。
「いろいろな人が共感できる作品になっていると思いますので、一人でも多くの人に見てもらいたいです」(南)
「どのストーリーも愛にあふれていて、スピンオフも合わせて見るとハッピー感が増すと思います。もし続編があったらウエディングドレスを着たいです!」(小池)
「登場人物それぞれの人生や出会いがあって、どんな形であれ、一人一人の幸せがあるんだなと。結婚っていいものなんだなと思いました」(高木)と、それぞれ作品の見どころをアピールした。
さらに、南が「やっぱり結婚式は女性が主役なので、パートナーがやりたいと思うことをやらせてあげたい」と結婚式についての願望を語り、高木が双子の兄の結婚式で人目をはばからず号泣した話をするなど、それぞれが結婚や結婚式への思いを語った。
そんな中、石本は最近彼女になりかけた女性からFacebookでブロックされて振られたエピソードを自ら告白。会場のハッピームードを一変させ、観客の笑いを誘っていた。
いろいろな幸せな形が見られる「ハッピーランディング」。この映画を見れば、幸せへの片道切符を手に入れることができるかも?
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