櫻井翔、大野智デザインのJAL特別機に「便乗してます」
「JAL FLY to 2020特別塗装機」が都内の羽田空港JAL格納庫でお披露目され、同社CMキャラクターの嵐が登場した。
この特別塗装機の機体には、メンバー5人の顔写真とともに大野智が制作した絵が大きくデザインされている。「20」の文字とともに、四季折々の植物や両手を広げた人物、富士山などが描かれた力作だ。
構想を含め、絵の制作に1カ月を費やしたという大野は「最初は『本当にいいのかな?大丈夫ですか?』って感じでした。もう何を描いていいのか分からなくなっちゃって。だから、最初に“輝き”だったり“希望”だったりっていう言葉を頭に入れてから描きました」と、普段とは違う制作工程だったことを明かした。「ペンで下書きしたあと、何枚もコピーしていろんな色で試して、最終的にバランスのいい色の色えんぴつで清書しました。気に入っているところは、赤ちゃんがだんだんと子供、大人になっていくところだったり、日本の四季だったり、富士山のあたり。すごく時間をかけて丁寧に描かせていただきました。こんな経験は二度とないです」と感無量の表情を浮かべた。中央付近には、大野が「初めて描いた」というてんとう虫の絵もデザインされており、注目したいポイントだ。
特別塗装機を目の当たりにしたメンバーも、大野の“大仕事”に感激しきり。
二宮和也は「われわれもうれしいです。リーダーの絵がこうして大きくなるっていうのはね」と笑顔。松本潤は「普段から大野さんが絵を描いたりする姿を見ていたので、それが機体に描かれているっていうことに、ただただスゴイなと」と、作品の迫力に圧倒された様子。櫻井翔も、「僕らの顔が描かれるということはあっても、描いた絵が(デザインされる)ということはなかったので。僕はただの一筆も描いてないんですけど(笑)。大野さんのデザインの中に我々の写真がスッと入っている感じ。完全にわれわれは便乗してます(笑)。ありがとうございます」と大野の仕事ぶりをたたえた。相葉雅紀も「大野さんのおかげです。すごいですよ! ホントにもう」と感激し、大野に「(ご褒美に)何か欲しいモノは?」と質問。これに大野は「いや、まぁ、今度おごってくれれば(笑)。ラーメンで」とリクエストするなど、文字通りの大仕事を果たした大野をメンバー全員でねぎらった。
今回お披露目された特別塗装機、ボーイング777‐300型機(機体番号JA751J)は、2020年東京オリンピック・パラリンピックへ向けた応援の第一弾として、主に東京(羽田)と大阪(伊丹)、沖縄(那覇)を結ぶ路線で6月27日から2016年3月まで運行予定。櫻井は、「海外に行くたびに、機体や機内はその国に触れる一番最初の顔だと思っています。この機体のように、われわれも大空を羽ばたくと言いますか、2020年、そしてその先に向けて頑張っていきたいと思っています」と抱負を語った。
また、JALでは特別塗装機を紹介する新CMを7月からオンエア開始予定。大野のデザイン風景からお披露目会の様子までをドキュメンタリータッチでまとめた意欲作だ。「(大野の制作風景を追った)CMにわれわれ4人も出させていただけるっていうことなんですよね」と話す櫻井に、松本、二宮、相葉も口ぐちに「ありがとうございます!」「大野さんのおかげです!」と感謝していた。