「イルネス製作所」脚本・演出を務める加藤浩次を直撃
7月4日(土)から東京グローブ座で開演される舞台「イルネス製作所~今世紀最大の発明~」の脚本と演出を務める加藤浩次に意気込みや見どころを聞いた。
本作は、'14年2月に東京・銀座博品館劇場にて上演された「イルネス共和国」に次ぐ、2回目の公演。今回は、とある製作所を舞台に、今世紀最大の発明をめぐる話を描いていく。
出演者は昨年同様、加藤の他、おぎやはぎ・矢作兼、マンボウやしろ、ロバート・秋山竜次、平成ノブシコブシ・吉村崇、六角精児が決定。昨年の公演が好評だったこともあり、今回の公演チケットが発売された際には即完売するなど注目を集める作品だ。
――公演チケットが発売日に即完売しましたが、その時のお気持ちは?
やっぱりうれしかったです、ありがたいです。
――共演者についての印象は?
六角さんは、六角さんがいるだけで舞台が締まるので、芝居という部分では、僕たち芸人とは全然違うので、いてくれるだけで大変ありがたいです。矢作は、付き合いが一番長いのでやりたいことを一番理解してくれる。秋山は、キャラに入ったら本当に面白い、今回も秋山が前回よりもストライカー的ポジションでやってくれてます。吉村はムードメーカーなので、煮詰まった時も盛り上げてくれるので助かってますね。やしろさんは、まだ得体が知れない感じ、怖いです(笑)。顔が怖いです、喜んでいるのか怒っているのか分からない(笑)。
――'14年の公演以降、プライベートでメンバーとの交流はありましたか?
六角さんはここ1年半で、仕事とか、舞台を観に行ったのと飲みに行ったのが1回ずつで3回くらい会いましたね。矢作は5回くらいで、秋山は1、2回、テレビ局ですれ違うくらい。吉村はラジオ一緒にやってるから隔週で会ってますが、特に舞台の話とかはしないですね。やしろさんに至ってはゼロです、去年の舞台から1回も会ってなかったです(笑)。稽古で会ったのが1年半ぶりの対面で、やっぱり「気持ち悪いな、怖いな」って思いました(笑)。
――稽古の中で気を付けていることは?
稽古するたびに「あ、ここおかしいな」ってことが出てくるので、どれだけ精度を上げられるかって感じですね。稽古は、みんな忙しいから、仕事終わりで集まってくれます。ありがたいです。
――見どころは?
序盤でやしろが死ぬところですね(笑)。いつか、あいつ脚本上で殺してやろうと思って。夢かないました! 他のメンバーは好きなので舞台上でも殺したりしないですけど(笑)。
――次の公演については?
(今回の公演が)終わってからですね。前回は全公演が終わってからの打ち上げで吉村が「やりましょう!」って言ったんで、みんなが「じゃあやる?」って雰囲気になって今回やることを決めました。
――ずっと続けていきたいですか?
そういうことでもないですね。1個1個やっていって次につながっていけばいいなと思います。
――観に来る方へのメッセージをお願いします。
やしろが死ぬんで、その時来てくれたお客さん全員でガッツポーズを取ってほしい(笑)。そこでぜひお客さんと一体化したいです(笑)!
7月4日(土)、5日(日)
東京グローブ座で公演