冥王星に大接近! NASAの探査機にNHKが迫る
NHK総合では、7月25日(土)に「人類初 目撃!太陽系の秘境 冥王星&彗星 大冒険」を生放送。冥王星への接近探査で注目されている「ニューホライズンズ」などの活動を紹介する。
7月14日、太陽系の最果て冥王星への最接近(上空1万2000km)を果たして話題になった「ニューホライズンズ」。地球を出発したのは9年半前の'06年、48億kmというはるかな旅路を、プロジェクトマネジャーのグレン・ファウンテン氏は「ニューヨーク~ロサンゼルス間でゴルフのホールインワンを出すようなもの」と表現した。
地球からあまりに遠く、あまりに小さいため、ハッブル宇宙望遠鏡でさえぼやけた映像でしか撮影できなかった冥王星。1周248年の楕円軌道を太陽から遠ざかる方向で移動しているため、今世紀中に再び探査機を送ることは不可能だ。この最後のチャンスを生かすため探査機には超望遠カメラを搭載した。
一方、ヨーロッパ宇宙機関もある探査プロジェクトを行っている。探査機「ロゼッタ」は彗星への着陸、そして至近距離からの観測を実施中だ。
去年11月、10年間、約64億kmの旅の末、着陸機「フィラエ」がチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に降り立った。同彗星はこの夏太陽へと大接近中。ダストや水蒸気が彗星表面から激しく噴出。想像を絶する宇宙の大絶景を地上に送ることになる。
太陽系の成り立ちや生命誕生の謎までもひもとく重要な2つの大規模探査。ヨーロッパ宇宙機関の管制室(ドイツ)からは、探査機が捉えた最新画像や解析結果を生中継する。出演は中山秀征、中川翔子、カンニング竹山ほか。
7月25日(土)夜7:30-8:43
NHK総合で生放送