東大“異才発掘プロジェクト”にNHKが迫る
東京大学先端科学技術研究センターで去年12月に始まった「異才発掘プロジェクト“ROCKET”」。さまざまな事情から公教育をドロップアウトした子供たちの埋もれた才能を引き出し、学校以外の学びの場の可能性を模索するプロジェクトだ。その現場にNHKが密着した。
「異才発掘プロジェクト“ROCKET”」に応募した、600人を超える子供たちのほとんどが、多動や学習障害、集団行動ができないなどの問題を抱え、不登校になったり、いじめを受けたりしている。「発達障害」と診断された子供も多い。
しかし、ある子供は数学や物理でずば抜けた能力を持ち大学生レベルの量子力学の問題までこなし、ある子供は一日100枚もの繊細な絵を描き大人たちを驚かせる。
プロジェクトに参加する子供たちはこれから5年間、自宅でのオンライン教育に加え、例えば「イカを解剖してイカスミパエリアを独力で作る」など、学校では体験することのないワークショップを通して学んでいく。
画一的な教育システムの中で、はじき出されていく子供が増えつつある今、子供たちの秘められた“能力”をどう伸ばしていけばよいのか。新たに始まった異才発掘プロジェクトを通して考えていく。
毎週水曜夜0:10-0:40
NHK総合で放送
※「不器用な、ぼくらの教室~東大・異才発掘プロジェクトの現場から」は7月22日(水)に放送