【HEAT-2】いずみ先生役・小芝風花(前)
毎週火曜夜10時から放送中のAKIRA主演ドラマ「HEAT」(フジテレビ系)に出演する若手キャストにインタビューする、Smartザテレビジョンオリジナルリレー連載。
第2弾の今回は、幸多市(さちおおし)のよこかわ幼稚園の教諭補助・渡会いずみ役で出演する小芝風花に直撃した。演じるいずみの役どころについて、子供たちとの触れ合い、自分が“一番HEATする”瞬間、そして第3話の見どころなどを語ってもらった。
――今回演じるいずみ先生について教えてください。
私が演じる渡会いずみは幼稚園の教諭補助です。幸多市という町やそこに住んでいる人が大好きな子。少しでも消防団として活躍されている咲良先生(栗山千明)の支えになれたらという思いを強く持っています。消防団の皆さんを尊敬していて、他人とは違うところで、咲良先生たちをサポートできたらいいなと思って日々過ごしています。
――撮影が始まってしばらく経つと思いますが、現場には慣れてきましたか?
最初に幼稚園の先生役って聞いたとき、園児役の子たちと仲良くできるかなって不安だったのですが、子供たちが本当に素直で明るく、めっちゃかわいいんですよ(笑)。「いずみ先生!いずみ先生!」って近づいて来てくれて、手をつないだり、抱っこしたりすると「私も抱っこしてー!」って集まって来るんです。すごく素直でかわいいので、今は先生の役を楽しんでいます。
――では、子供ならではの苦労というか大変なことってありますか?
苦労とは違うかもしれませんが、園児は役者の方以外に実際にロケ場所の幼稚園に通っている園児も協力してくださっているんです。撮影のとき、お母さんが目の前にいないから、ちょっと心細くて泣いたり、雨が降った翌日などに転んで濡れてしまって「ママ―!」って泣かれたりするとワタワタしてしまいますね。「どうしよう…」って(笑)。でも、本当にみんなかわいいですよ~。この間も、小さい子に「先生~!」って呼ばれたので「な~に?」って聞いてみたら「鼻水出たー…」って、アゴのあたりまで鼻水が垂れてしまっていたんです。私がスタッフさんにティッシュをもらって、「じゃあチンしようか」って拭き取りました(笑)。本当に幼稚園の先生になった気分です。
――もともと子供とのふれあいはありましたか?
幼稚園年長さんのめいっ子がいて、今はその子と遊ぶくらいですね。なので、幼稚園くらいの子供であれば慣れているのですが、それ以上になってしまうと知恵がついてきて大変です(笑)。でも幼稚園児は本当にかわいいです!
――半年経たないうちに生徒役から先生役に変わりましたが(笑)、今回の役についてスタッフさんから何か指示はありましたか?
いずみに関しては「住んでいる町が大好きな人なので、明るくやってください」と言われました。私はいつも幼く見られるので、先生として園児たちに紛れないようにしないとと心掛けています(笑)。子供たちとしっかりコミュニケーションを取って、私が幼稚園の時に好きだった先生のように、気軽に「先生!」って話し掛けやすい先生になれたらいいなと思っています。
――ちなみに幼稚園時代のことは覚えているんですか?
かすかに覚えています(笑)。でも、あまり私はかわいくない性格の子供だったと思いますよ。男の子に負けたくないという思いが小さいころは特に強くて、チャキチャキしていましたから。昼休み、遊具ではブランコが人気だったんですけど、負けたくないからダッシュで行ってました(笑)。女の子の中でははつらつとしていた方だと思います。でも、いつも漫画を読むなどして家でゴロゴロしていました。インドア派なのかアウトドア派なのか、幼稚園のときはよく分からなかったですね(笑)。そういう意味では結構記憶があります。
――今回の役を演じるに当たって幼稚園の先生にお話を聞く機会はありましたか?
実際にお会いしましたし、撮影現場にいらっしゃる本当の幼稚園の先生を見て、子供への接し方を参考にしています。特にみんなで歌を歌うシーンで先生ってすごいなと思いました。リハーサルの時に、咲良先生とみんながアカペラで歌ったんです。そしたら子供たちは全然元気がなくて、子供ってこんな感じなのかなと思っていたのですが、本物の先生がピアノを弾きながら「みんないくよ~!」と声を掛けて歌ったら、子供たちの元気がすごかったんです!声も大きいし、楽しそうに生き生きと歌っていて、「やっぱり先生ってすごいなあ」と痛感しました。子供の気持ちの持っていき方とか、こういう接し方をちゃんと盗まなければいけないなと思いました。
――私の知り合いにもいますけど、本当に幼稚園の先生って万能ですよね!
本当にすごいですよね!言葉の選び方や、ちょっとしたニュアンスで子供たちはこんなにも変わるのか…と驚きました。接し方だけではなく、ピアノも絵本の読み方も、何でもできて尊敬します。
――タイトルにちなんで「HEAT」する瞬間というか、熱くなる瞬間を教えてください。
私、ご飯を食べている時が一番燃えます!(笑)。とにかく食べるのが大好きなんですよ。好きなものを出されたらエンジン全開で食べてしまって、後から後悔します(笑)。でも、好きなご飯を食べているときは全力で燃えていると思います。
――では、第3話の見どころを教えてください。
第3話は病院に入院しているカイト(藤本哉汰)くんとAKIRAさん演じるタツヤさんの交流の話です。今回は子供がメーンのお話ということもあって、胸がク~っと熱くなる部分があります。第3話に関しては夢だったり諦めない心だったり、胸が熱くなるシーンやせりふがたくさんあるので、ハンカチのご用意をお忘れなくしていただいて、見てもらえたらと思います。そして、とにかくカイトくんがとってもかわいいんです。結構タレ目というか、トロンとした目なので、よく監督に「しっかり目を見開いて、真剣な表情をしてね」と言われていたんですけど、眩しいから仕方ないですよね~。敬礼した姿もすごくかわいいですよ(笑)。現場でずっとキュンキュンしていました。そう考えたら小さい子が好きなのかもしれません。今まで気付かなかった私の新たな一面です!
「【HEAT-2】いずみ先生役・小芝風花(後)へ続く。同記事は7月28日(火)朝6時に掲載予定」
「HEAT」
毎週火曜夜10:00-10:54
フジテレビ系で放送
※後編は7月28日(火)朝6:00掲載予定
【7月21日(火)・第3話あらすじ】
再開発プロジェクトで濱田(田中圭)を出し抜きたいタツヤ(AKIRA)は、次なる用地取得のターゲットを幸多市内の大型総合病院「幸多病院」に定める。そんな折、近所で火災発生との通報が相次ぐ。タツヤは、消防団の活動服のまま幸多病院に潜入。院内の事情に詳しい入院患者の少年・カイト(藤本哉汰)の言葉をヒントに院長に接触し、再開発の交渉にこぎ着ける。
一方、第11分団のメンバーは、消防士に憧れているカイトの病状を知る。カイトは、リハビリをしても治る可能性はわずかで、リハビリにも身が入らず「どんなに頑張っても、無理なものは無理」と絶望していた。
そんなカイトを励まそうと、咲良(栗山千明)らは消防士の仕事を体験させるサプライズを計画するが、タツヤは「アイツに夢だけを見せるのは残酷」と咲良を批難するのだが…。