AKB48真夏の単独コンサート1日目リポート!
8月1日、さいたまスーパーアリーナで、AKB48が約半年ぶりとなる単独コンサート「AKB48 真夏の単独コンサート in さいたまスーパーアリーナ~川栄さんのことが好きでした~」の1日目夜公演を開催した。
ガイコツたちが会場内をさまよう怪しげな雰囲気の中、1万8000人のファンの前に黒いマントに身を包み仮面で顔を隠した謎のストーリーテラーが登場し、モンスターたちによるうたげの始まりを宣言。
カウントダウン0でメーンステージの幕が取り去られると、ハロウィーンのシンボル・カボチャをモチーフにしたステージが現れ、8月26日(水)リリースの「ハロウィン・ナイト」をAKB48メンバーが披露。今回は、総選挙選抜メンバーだけでなく、この公演に参加する全108人が、ハロウィーンの仮装をテーマにした衣装でパフォーマンスし、幕開けから会場を盛り上げた。
最初のMCでは、高橋みなみ&チーム4メンバーが登場し「総監督に物申したいこと」と題して、メンバーが高橋(み)に駄目出しを行った。
込山榛香から「24(歳)にもなって裏では『ボク』って言ってる」、小林茉里奈は「トイレの後に手を洗ってほしい」、北澤早紀からは「ショッピング中のたかみなさんに会った時に、声を掛けたら私のことを分からなかった」と暴露されていた。
続いて、AKB48の5チーム(チームA、チームK、チームB、チーム4、チーム8)による競演。現チーム体制では最後のコンサートということもあり、人形の呪いにより柏木由紀と渡辺麻友らチームBメンバー自身も人形になった「嘆きのフィギュア」など、各チームそれぞれが趣向を凝らしたパフォーマンスにファンは大盛り上がり。
2回目のMCでは峯岸みなみ、内山奈月、込山、宮崎美穂、中西智代梨、小笠原茉由、SKE48・松村香織という個性派メンバーが登場。「48グループ屈指のモンスターを集めたMC」をテーマに、峯岸が内山は「握手会モンスター」、込山は「ぶりっこモンスター」、宮崎は「楽屋(では面白い)モンスター」、松村は「炎上モンスター」と評した。
ユニットのパートでは、多彩な組み合わせが登場。中でも、小嶋陽菜が率いる“OPPAI”選抜による「スキャンダラスに行こう」では、胸元を強調したり、開けたセクシーなコスチュームを着たメンバー・朝長美桜、倉持明日香、小嶋菜月、佐々木優佳里、石田晴香、名取稚菜が、会場の男性ファンだけでなくカメラマンまでを魅了した。
ほか、日本テレビにて毎週火曜夜0時59分から放送中のバラエティー「AKBINGO!」のコーナーから飛び出した“Dr.パル太郎”に扮(ふん)した島崎遥香とナースの北原里英が、患者の兒玉遥の「後輩と仲良くなりたいと思って話し掛けるんですが、うまくいかないんです。話し掛けても聞き直されて…」という悩み相談に乗る。
島崎が、早口言葉で兒玉の滑舌の悪さを確認しようとするも、「どうにもなりませんね」とさじを投げる始末。そんな、3人による「ハート型ウイルス」では、注射型ハンディーキャノンを客席に撃ちまくった。
19曲目「次のSeason」披露後、兒玉、宮脇咲良、朝長でMCに挑戦するも、指原莉乃が乱入し、兒玉に「はるっぴ、衣装違うでしょ! 一人だけ浮いてた」と本来の衣装とは違うことを指摘。“OPPAI”選抜に入った朝長には「もっと出しな!」と駄目出しするも、大人の事情でNGだったことが判明。すると指原は、先日行われたHKT48のコンサートで行った水着ライブを引き合いに出し「私の水着は誰か止めてほしかった…」と落ち込んだ。
中盤はハロウィーンとは一転し、夏祭りの様相に。高城亜樹が髪型をポニーテールにまとめシュシュを着けて楽曲がスタートした「ポニーテールとシュシュ」、「Everyday、カチューシャ」「真夏のSounds good!」「さよならクロール」と歴代の夏のヒットシングルがセットリストを彩り、今コンサートで初披露となった「ハロウィン・ナイト」のカップリング曲「一歩目音頭」では、浴衣姿のメンバーが盆踊りを披露し、夏気分を盛り上げた。
浴衣のまま高橋朱里、島田晴香、加藤玲奈、向井地美音、大和田南那、朝長らがファンをキュンとさせるコーナーを披露。中でも朝長の「好きっちゃん!」という博多弁での告白には、メンバーも「ずるい!」とブーイングだった。
終盤では、再び108人全員がステージに集結し、ステージ狭しと会場と一体になったパフォーマンスを披露し、渡辺麻友が「この会場が今年の夏の最高気温になるんじゃないかって思うくらい、皆さん熱かったです!」と感想を語った。
さらに、本公演がAKB48としての最後コンサートとなる川栄李奈は、今の心境を聞かれた際に「緊張してますよー。でも、(山本)彩ちゃんが明日握手会で出られないんで…頑張れよ!」と、あっけらかんと言ったため、山本から「いや、おまえがな!」とツッコミが入った。
アンコール明けには、緊急特報として現チーム体制で行われている劇場公演の千秋楽と、春の人事異動で発表された新しいチーム体制での劇場公演初日の日程が発表された。
最後に高橋(み)は、「新しい方々の力も借りながら、AKB48としてもっともっと進化できるように頑張っていきたいと思います。もっともっと皆さんと熱い夏を過ごせるように、AKB4810周年もっと盛り上がっていきましょう!」と締めくくった。
M01:ハロウィン・ナイト/M02:フライングゲット/M03:重力シンパシー/M04:Mosh&Dive/M05:嘆きのフィギュア/
M06:回遊魚のキャパシティ/M07:飛べないアゲハチョウ/M08:隣人は傷つかない/M09:生きるって素晴らしい/M10:呼び捨てファンタジー/
M11:記憶のジレンマ/M12:君と僕の関係/M13:イチニノサン/M14:スキャンダラスに行こう!/M15:ハート型ウイルス/
M16:純情主義/M17:明日は明日の君が生まれる/M18:オネストマン/M19:次のSeason/M20:ポニーテールとシュシュ/
M21:Everyday、カチューシャ/M22:真夏のSounds good!/M23:さよならクロール/M24:僕の打ち上げ花火/M25:一歩目音頭/
M26:バラの儀式/M27:僕たちは戦わない/M28:希望的リフレイン/M29:大声ダイヤモンド/M30:君のことが好きだから/
M31:ヘビーローテーション/M32:桜色の空の下で/
EN1:AKB参上!/EN2:永遠より続くように/EN3/ハロウィン・ナイト/EN4:少女たちよ