「そろそろ恋しかった」米倉涼子“家政婦”が復活!
“高視聴率女優”米倉涼子が、怪しい家政婦に扮(ふん)するスペシャルドラマ「家政婦は見た!」(テレビ朝日系)が、この冬約2年ぶりに第2弾を放送することが分かった。美人女優の米倉がカツラに眼鏡、そしてそばかすメークで美貌を隠し、家庭を崩壊に導くことに喜びを感じるダーティーな家政婦を再び熱演する。
「家政婦は見た!」は、'14年3月に米倉主演で復活を遂げた伝説のドラマタイトル。おかっぱ頭のウイッグと黒縁眼鏡、そばかすメークという“ドレスダウン”したいでたちで、セレブ家庭を崩壊へと導く悪女な家政婦を米倉が演じ、17.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という高視聴率を獲得した。
大ヒットドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」に続く米倉の新たな当たり役として認知されるに足る数字で、今作も大きな期待が掛かる。日本人女優では数少ない、ダーティーヒロインを演じ異彩を放つことができる希少な魅力の持ち主、米倉の怪演に注目したい。
米倉演じる家政婦の沢口信子は、どこからどう見てもさえない中年女性。本当は誰もが振り向くような絶世の美女にもかかわらず、それが原因で心に傷を負うという特異な過去にさいなまれ、本当の姿を晒さないよう自らブスを演出している。
仕事を離れた時にだけ見せる本来の美しい姿も、派遣先で不細工と無愛想を貫くゆがんだ魂も、どちらを演じても視聴者の目線をくぎ付けにする米倉。その確かな演技力で、家庭の中でただ一人の異質な存在である家政婦の不気味さと、他人の不幸を発見しては自らの喜びとし、ささいなことを根に持って逆恨みする“女の性”を、新作でも鮮やかに描き出す。
そして今作の共演者陣には実力と人気を兼ね備えた豪華キャストが顔をそろえる。信子が派遣される資産家・岩倉家の家族構成は、異母きょうだい、愛人の子供たちという、秘め事があって当然の複雑な家庭環境。
一族は宝石業「帝国真珠」を経営しているが、異母きょうだいでその実権争いをしている。そんな異母きょうだいの兄には西田敏行、妹には財前直見が扮し、家庭内で奇妙な争いを繰り広げる。
また、同居家族には池田鉄洋、菜々緒、金子貴俊といったキャラクターの全く違う俳優陣が集結し、岩倉家の異質さを表現。さらに、一族を取り巻く周辺人物として大倉孝二、マキタスポーツ、松尾貴史、寺田農といった癖のある俳優陣が作品を怪しく彩る。
もちろん前作同様、家政婦会会長役の東ちづるも健在。実力派俳優たちが織り成す不思議で不気味な世界を、のぞき見るのではなく、テレビに齧りついて“見て”ほしい。
久々に信子を演じる米倉は「そろそろ信子が恋しいな、またやりたいなと思っていたところでした。この役は野放しにしてもらえるので楽しくやらせていただいています。久しぶりにドラマの現場に立って『いいな~』としみじみ感じています」と、再び演じられる喜びを明かした。
また、新たな共演者については「財前さんとは初共演です。格好良くて、ざっくばらんで、すごく優しくて、とても居心地がいい先輩です。西田さんと真っ向からお芝居をするのは『ドクターX』以来です。視聴者の皆さんには『ドクターX』の時とは違う関係を楽しんでいただけると思います」と、米倉は力強く語った。
この冬テレビ朝日系で放送