【オモ高訪問】高杉真宙「僕も引きこもりなんです」
ドラマ「表参道高校合唱部!」(毎週金曜夜10:00-10:54TBS系)の出演者にリレー形式でインタビューするSmartザテレビジョンオリジナル連載企画。
第6回は、過去に財布盗難のぬれぎぬを着せられ引きこもりになったが、真琴(芳根京子)の熱心な説得と合唱に心を打たれ、再び合唱部に戻った宮崎祐を演じる高杉真宙を直撃した。
前編では、実生活でも引きこもりがちだという高杉に、周囲の反響や現場での撮影エピソードなどを語ってもらった。
――役どころを教えてください。
宮崎祐という合唱部員を演じています。第2話で皆さんに見ていただいたと思いますが、祐はもともと合唱部に所属していて、合唱が大好きな努力家。でも、クラスで起きた財布盗難事件の容疑者にされたことをきっかけに、引きこもってしまいました。半年間ずっと引きこもっていて、人が信じられなかったけど、真琴たちと出会ったことで合唱部に戻ることができたというキャラクターです。
――第2話での引きこもりのビジュアルがとても衝撃的でした。
本当ですか? 衝撃を受けていただけたのならうれしいです! ボサボサのカツラをかぶるだけだったので、メークは苦労しなかったのですが、自分でも後でオンエアを見たら結構衝撃的なルックスでした(笑)。
――友達など周りからの反響はありましたか?
結構「あれ誰だよ。本当におまえ?」って言われました。実は僕ってもともと家からあまり出たくないタイプで、引きこもりの役をやるって友達に言ったら「役作りしなくていいね」ってからかわれました。
――家に引きこもって何をされるんですか?
僕は漫画やアニメを見るのが好きなんです。だからずっと家で漫画を読んでいるんですけど、そうするとあっという間に時間が過ぎちゃいます(笑)。祐とは全く違うタイプの引きこもりですね。
――同世代の方が多いと思うのですが、撮影現場の雰囲気はどうですか?
結構いつもお喋りをしていますね。今回の現場は僕が過去に共演したことがある人や以前から知っている子が多いんです。こんなに多いのは今までで初めてじゃないかなというくらいで、今まであまり現場に知り合いがいないことが多かったので、ずっと人見知りをしていました。それが今回の現場は知り合いばかりなので、楽しく過ごせています。
――特に誰がお喋りなんですか?
誰がというより、男子チームはみんな仲が良くて、いつもたわいもない話を延々としています(笑)。もちろん女子もみんな仲良しで、同じようにお喋りしていますし。僕も男女分け隔てなくお話させてもらっています。
――休憩中は役の話よりも雑談が多いですか?
そうですね。最近みんなでやっているのは、自分の顔がグニャンとゆがむ動画アプリ。くだらないなあって思いながら、みんなで遊んでいます。
――合唱で披露する曲は「TOMORROW」や「女々しくて」など、皆さんが知っている曲ばかりですが、歌の練習は結構されていますか?
僕は歌がもともと苦手なんですよ。やっぱり練習がキツイですね(笑)。部長(泉澤祐希)を頼って練習しています。まず合唱の先生から教わって、それでも駄目なところは部長の声を録音して帰り道で聞くなどして練習しています。本当に部長を頼りにしています。
――結構それで効果が出ました?
初期より覚えるのが早くなったと思います。実際のところどうなのか分からないですけど。祐はもともと歌が下手な設定ではあるんですけど、それでも役と共に徐々にうまくなっていけたらいいなと思います。
――スタッフさんから演技の指示などはありましたか?
僕が初登場した第2話の話ですが、最初に僕が思っていた引きこもり像とは祐の引きこもり方が全然違っていて。それが割と大変でした。自分としては引きこもりなので、静かな感じがいいのかなって思っていたんですけど、監督から「もっと激しく、もっと激しく!」って求められたので。それは自分の想像を超えていて大変でした。
――具体的に激しさってどういうことですか?
叫んだりとか、泣いちゃったりしたところです。僕っていつも家で演技をある程度固めてしまうんですよ。それが良くないんですけど、毎回思っていた感じと違う演技を求められるとフリーズしちゃうんです。想像していたのと違うけど、どうしよう…って(笑)。
今回も想定外だったので、叫び回るまでに気持ちを持って行くのが大変でした。そこはこれから意識を変化させていかなきゃダメだなって思います。
氏名:高杉真宙(たかすぎ まひろ)
生年月日:'96年7月4日
出身地:福岡県
主演舞台「TRUMP」が11月19日(木)より東京・Zeppブルーシアター六本木で公演スタート